私はゴキブリが嫌いだ。
しかし、そんな私が壁を這うゴキブリを見て気付いた事がある。
突然壁に姿を現した時には「デカ!」と思うのだが、殺虫剤をかけて死んだゴキブリを見ると、通常サイズで他のゴキブリと大きさは変わらない。
これも心理効果なのだろうか?
生きていて、こっちに来るかもしれないと言う思いが、ゴキブリを大きく見せていて、死んで脅威が無くなる事で普通に見えるのだろうか?
そう言えば、壁から飛び立ったゴキブリは羽ばたいている事もあるが、一層大きく見えてしまう。
しかも、自分に向って飛んで来るゴキブリは、カブト虫サイズに見える事すらある。
これも心理効果なのだろうか。
ちなみに、嫁は飛んで来るゴキブリを平気で素手でキャッチして、窓から投げ飛ばす事が出来るツワモノだ。
国が違えば怖がる虫も違う。
嫁が言うには、ゴキブリの何処が怖いの、ゴキブリは何にもしないでしょう!
フィリピンで怖いのはサソリよ!刺されたら大変でしょ!
ごもっとも。
フィリピンの田舎ではサソリがゴキブリのように壁を這っているらしい。
いや~異文化コミュニケーションは面白い。
嫁の友人の話だが、実家は川の上に家があるといっていたから、水上生活者だろう。
そう言った家のトイレは、床に穴が開いているだけで川ポチャらしいのだが、時折用をたしている最中にワニに下半身を食われて死ぬ人がいるらしい。
トイレから下を見るとワニがいて、そのワニに気を付けながら用を足すけど「コワイヨ~!」と言っていた。
しかし、残飯などはそのワニが食べてくれるので「フィリピン、ゴミナイヨ~!」と言っていた。
そして、そのワニは残飯を食べて巨大になって行くのだが、巨大になると突然姿が消える。
巨大になったワニが消えると、食卓に山盛りの肉料理が並ぶ・・・
う~んリサイクルと言うか、食物連鎖と言うか・・・