あるカルト的宗教の信者の、妄想型分裂病の発病率は一般に比べ4倍と言う結果がある。


その数字の信憑性は不明だが、それと同じ宗教の家庭で育った子供も私の相談者にはいる。


その本人は現在「躁鬱病」で治療中。

その子(すでに大人だが)の話を聞く限りでは、3人兄弟全てに異常性が見られ、両親もかなり怪しく、すでに記憶障害が出ている。


そう言った現実を目の当たりにすると、その数字はまんざら間違いではないと実感する。


問題は、その宗教の教えによる家庭環境だ。


そのカルト宗教の家庭環境と、お受験の家庭環境が非常に類似している。


これは、行為として見ると類似性は見えないかもしれないが、行為をベクトル化すれば類似性が見えてくる。


「教会」を「塾」、「宗教」を「受験」、「教義」を「受験生の心得」等に置き換えると、ほとんど同じ図式になる。


具体的に説明する事はかなり難しいが、そのカルトで育ち、現在治療中の人の彼氏は受験系の家庭で育っているが、その彼氏も「鬱」で治療中。

彼女はカルト家庭、彼氏は受験系の全く異なる家庭環境で育っているのだが、ほとんど同じ体験を持ち、親に対する同じ悩みを持っている。

そして、同じ症状を発症している。


これも厄介な話なのだが、受験家庭とカルト家庭の類似性は、そのまま鬱や犯罪者を作る要因を含んでいると言う事で、受験やカルトと言う物が直接の原因ではないとも思われる。


その最大の要因を一言で言えば「拒絶」である。


多くの犯罪者に共通しているのも「拒絶の体験」だ。


メンバールーム では、拒絶の及ぼす影響などを実験映像を交えて紹介している。





集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都