最近ネットの中で注目しているやり取りがある。


「よみうりオンラインの発言小町」の「猫バス」出てくるタイトルのようなHNの人なのだが、そのやり取りが現在の社会を象徴しているように思える。


私は、何人もの人を治療に向わせて来た。

しかし、そこで直面する現実がある。

何とか説得して、医者(精神科・心療内科)に行かせても「問題なし」と診断されてしまう事だ。

本当に「問題なし」なら良いのだが、そうではない。


受診を受ける病院が違う事が多いし、適切な病院で受診しても「問題なし」とされる場合もある。

あの手の病気は、如何に信頼関係を築ける医師に出会うかが、最初のハードルになる。


せっかく医者に行かせる事に成功しても、医者が病気を見抜けなくては話にならない。


この人も、そんな例の一人だろう。


この人のトビを読むと、それがどう言う事なのかが理解出来ると思う。


どう言う経緯でそうなったのか、自分の病気がどう言う症状なのか、この人はそんな事には触れずに話を進める。


この人の「数年前から、原因のはっきりしない病気に悩んでいた」「病院の院長と口論して出入り禁止」「精神科へ行けと言われた」その三点だけで、概ね推測できる。

今までの経験からすれば、原因のハッキリしない病気とは「自律神経失調症」で、さらに躁鬱病を発症しているのだろう。

数年前から原因のハッキリしない病気、恐らく自律神経失調症を発症していたと言う事は、数年前から躁鬱病を発症していたと見るべきだろう。

文面から読み取れる感情の起伏から躁の症状が読み取れるし、旦那の無関心さから見ても鬱を発症する要素は十分にある。


この人の病気の事より、このトビでのやり取りの方が「いじめ」の問題に於ける行動パターンを客観的に見るのに参考になると思う。






集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都