努力・・・いい響きだ。


しかし、少し考えて見よう。

成功者の苦労を見て、努力していると言う。

努力した者が全て報われる訳ではないが、努力もせずに成功はしない。


ただし、それは第三者的な味方だ。

確かに、本人も努力したと言葉にするだろうが、好きでもなく、やりたくも無い事には努力や苦労はしない。

好きな事や、やりたい事をやっている本人は努力しているという気持ちは、さほど無い。

ただ、好きな事を気が済むまでやっているだけで、好きな事をする為に苦労を乗り越える事は結構楽しい者だ。


人は簡単に努力しなさいと言う。

しかし、好きな事や、やりたい事に対する努力は、さほどストレスにもならずに続ける事が出来るが、やりたくも無く好きでもない事に対する努力はストレスにしかならない。

ストレスにしかならない努力は、最初からボタンを掛け違えていると言う事だ。


自分に合っている事は、人それぞれ違う。

成功者が努力しているのを見て「あの人を見なさい」などと言うが、そう言った所からボタンの掛け違いが始まるのだろう。

人に言われて無理にさせられる努力と、自発的にする努力は根本的に違う。


今の世の中、そこの所を取り違えている人が多いように思う。



集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都