精神的な病を抱えている人は色々な拒否反応を示す。
例えば「聞きたくない」と言う自分の意思としての否定から始まり、頭痛や心拍の上昇、体温の変化などの自律神経症状を呈する場合もある。
ほとんどの場合、その拒否反応が生きる所に心の問題がある。
治療と平行して、その部分に関わる事を解消行くと、その部分での拒否反応は出なくなる。
面白いのが、そう言った拒否反応が出る人に限って、肝心の部分の記憶が無い。
子供の頃や学生時代の記憶と言うか、想い出などが無い人が多い。
例えば、躁うつ病などの場合、3ヶ月前に話した内容も覚えていない場合がある。
そう言った人の記憶のイメージなのだが、輪郭だけ覚えていて中の色などがぼけたモノクロになっている感じだ。
しかし、拒否反応が出る部分を一つ解消すると、少しづつ記憶が戻ってくる。
まだデータが少ないので関連性の立証は出来ないが、過去に体験した問題(体験)の同じ係数を持つ物の記憶が戻っているように見受けられる。
逆に考えれば、過去にトラウマとなった問題と同じ係数を持つ物は、そのトラウマを呼び覚ます物として封印される事で記憶が薄れ、そのトラウマを呼び覚ます事象に拒否反応が起きると思われる。
また、集スト被害者のようにどう見ても精神疾患の人が精神病を否定したりもしている。
つまり、拒否反応が出る所に原因があると思う。
健常者や健常者の様に見える人にも、この拒否反応は起きるようだ。
健常者は、自分の精神を侵される危険がある物に嫌悪感と言う拒否反応を起す。
その嫌悪感と言う拒否反応は、人との距離感 で書いた様に、自分で距離を取れれば良いのだが、同じクラスや同じ職場などで距離を取れない状況になるとノイズとなる。
人は、そのノイズを排除しようとする。
それが、いじめと言う形で出るのかもしれない。
そう言ったノイズと距離を置く行為として出れば、それが「シカト」となるだろうし、受けた精神ストレスのバランスを取ろうとすれば、その矛先はストレスの張本人に向けられるだろう。
いじめ問題を精神感染と見るならば、そこに問題点が浮かび上がる。
伝染病などでは、先にキャリアを探して隔離治療する。
しかし、いじめ問題では感染者だけに目が行き、キャリアは保護される事に問題があるのではないだろうか?
これは、かなり過激な事を書いていると自分でも思うし、いじめを受けている人や弱者救済を唱える人には受け入れられない意見だとも思う。
そして、それも拒否反応なのかもしれない。
集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都