今まで色々な人の相談を受けてきたし、色々な人の調査もしてきた。
全てに共通している事が「最初からボタンを掛け違えている」事だ。
家に付いている「アース線」を盗聴器のコードと思い込んだり、壁のキシミ音を盗聴器のスイッチと思い込んだり、何かの募集で欠格事項があるのに申し込んでいたりして、そこから自分勝手な妄想を抱くいている。
「ある掲示板で 」のコメントも同様に感じる。
あの記事はに、”集団ストーカーの問題で、「物事を知らない」これが一番厄介な所だ。物事を知らない人には、知らない事の存在する世界観が無い。として「パソコンに触った事も無いパソコン初心者に、いきなり「ホームページの作り方」を一時間で教えるような物だ。」”
と書いているのだが、あのコメントは正にそれだ。
そもそも、鉄筋はコンクリートに埋め込んで使う物であり、鋼材は滅多にコンクリートには埋め込んで使う物ではなく、鉄筋は全て円筒形だ。
まずここに「鉄筋」と「鋼材」の区別から説明しなくてはならなくなる。
鋼材は形状により色々な呼び名が付いているが、H型にしろI 型にしろ全て現場ではH鋼と呼び、通常そんな細かな事にはこだわらない。
こだわるのはHかLかフラットかチャンネルと呼ばれる角ばったC型の物程度だ。
こう言った説明から始まり、それらがどういった用途で使われるかと言う説明が必要になってくる。
>「I鉄筋」のことを「H形」だと断定していますよね?
この論点が間違いで、断定ではなく I 型の鉄筋などは最初から無い。
最初からボタンの掛け違いが起きている。
無い物について論議しても始まらない。
それが、世界観の無い人に世界観を教える事の大変さだ。
しかし、そんな事は論点ではない。
あの記事で問題としているのは、その様な物を知らない人が「低周波発生装置」と騒ぐ事による「ガセネタ」の伝播であり、鋼材の形状が「H」か「I」と言う問題ではない。
ここも、ボタンの掛け違いだと思う。
ちなみに、強制換気装置は大工時代に同じ物を何度も着脱した経験がある。
アマゾンのレビューでも同じ様な人がいる。
著書は基本的には業者本で、サブタイトルも「盗聴発見業者が見た真実」である。
つまり、最初から「ジャーナリストではない」と明記してあるのに、取材などの論点を持ち出す。
また、集団ストーカー被害と言われる物のほとんどが、このH鋼の様に「低周波発生装置」と言う物とは無縁なのだが、そこに「工学系知識に精通する人に書いてもらいたかった」等と言う人まで出てくる。
工学系知識を持っているから、商売しているんだけどね。
そこも、最初からボタンを掛け違えている。
集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都