昔、旅行会社の中に事務所を借りていた時の話。
私は学生の頃から旅行ツアーを企画していた。
旅行免許等の関係で、中堅どころの旅行会社の中で運営していた訳だが、そこの会社が新入社員を募集する時期になった。
応募者の中に一人「東大生」がいた。
そして面接・・・
その東大生は採用されず、採用されたのは地元の三流大学生ばかりだった。
その東大生が不採用になった理由は「面白みに欠ける」と言う理由だった。
面接が終わった時、私も含めてみんなで話をしていたのだが、当時学生でもあった私にはとても興味のある会話だった。
その時の面接官の人の話。
東大生は、頭はいいが面白くない。
旅行は、お客を楽しませてナンボの商売だ。
いくら頭が良くても、会話に面白みの無い奴はこの商売ではやって行けない。
四角四面の旅行など面白くないだろ!
なるほど~!
結局、東大生は不採用。
遊んで留年して居た三流大学生が採用になった。
採用理由は、自分が楽しめる奴は、何が楽しいかを知っているし、他人を楽しませる事が出来る。
なるほど~!