犯人の少年は精神科に通院、いじめに遭っていた。
まあこの報道を見ると、いじめが原因と思えるだろうな。
でも、今まで見て来た人、著書で書いている人、あの人達は元々の性格から人間関係が上手く行かなくなり、そこから病気を発症している人がほとんどだ。
著書ではあの人達が統合失調症と言う印象を受けるかもしれないが、被害妄想で一番多いのは躁うつ病だ。
そう言った人たちの「性格」の部分が「自己愛性人格障害」である場合が多いのだ。
そして、自己愛性人格障害は一般社会では性格として扱われている。
押しかけ厨で書いた自己愛性人格障害 のDSM-Ⅳを見れば、どんな性格か分かると思う。
そう言った「性格」を作り出しているのが、幼年期の「親の過保護」「親の過剰な愛情」である。
ちなみに、躁状態のDSM-Ⅳは以下のようになっている
1.自尊心の肥大:自分は何でも出来るなどと気が大きくなる
2.睡眠欲求の減少:眠らなくてもいつも元気なまま過ごせる
3.多弁:一日中喋りまくったり、手当たり次第に色々な人に電話をかけまくる
4.観念奔逸:次から次へ新しい考え(思考)が浮かんでくる
5.注意散漫:気が散って一つのことに集中できない
6.活動の増加:仕事などの活動が増加し、良く動く
7.快楽的活動に熱中:クレジットカードやお金を使いまくって買物をする
もう少し分かり易く具体的に説明すると、健康感に満ち、アイデアが湧き出し、次から次へ仕事をして、やたらと社交的。
親としては「すばらしい子供」に見えるだろう。
しかしそれは錯覚でしかない。
それは病気の症状なのだ。
この、「親から見たらすばらしい状態」が人間関係を悪くしていく。
そして段々と暴言が始まり、暴力的になって行く。
この具体例を、別の視点から見れば、高慢、自慢話、相手の都合を考えない、ろくでもないアイデアを大発明の様に自慢する。
次から次へ仕事をするのは、全て中途半端一つの事に集中できないと言う事でも有る。
友人にはなりたくない人だ。
集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都