同人系などでは「押しかけ厨」なる物が、話題になっている。

説明すると長くなるので「押しかけ厨」 で検索すれば色々と出て来るので、そちらを参照して欲しい。

押しかけ厨は、常識では考えられないような行動をする。

押しかけ厨の他にも「乗っ取り厨」などと言う物もある。

傍で読んでいると滑稽で面白いのだが、現実問題として笑ってはいられない。

それらは、その行動パターンなどからすれば「自己愛性人格障害 」と思われる。

つまり、下手に扱うと結構危険な存在だ。

自己愛性人格障害のDSM-Ⅳは以下のようになっている。

1. 自己の重要性に関する誇大な感覚(例:業績やオ能を誇張する、十分な業績がないにもかかわらず優れていると認められることを期待する)。

2.限りない成功、権力、才気、美しき、あるいは理想的な愛の空想にとらわれている。

3. 自分が特別であり、独特であり、他の特別なまたは地位の高い人達に(または施設で)しか理解されない、または関係があるべきだ、と信じている。

4. 過剰な賞賛を求める。

5. 特権意識つまり、特別有利な取り計らい、または自分の期待に自動的に従うことを理由なく期待する。

6. 対人関係で相手を不当に利用する、つまり、自分自身の目的を達成するために他人を利用する。

7. 共感の欠如:他人の気持ちおよび欲求を認識しようとしない、またはそれに気づこうとしない。

8. しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬していると思い込む。

9. 尊大で傲慢な行勤 または態度。

この自己愛性人格障害の原因が幼年期の「母子関係」に有るとされている。

この問題も、幼年期に端を発している。

押しかけ厨の問題の中に「親厨」と言う物があるが、押しかけ厨=自己愛性人格障害と考えると、親厨も含めて全てが理解できる。

また、押しかけ厨=自己愛性人格障害と最初から認識していれば、対策の取り様も出てくる。

こう言った問題は、最初に相手を「常識人」として扱い「迷惑」である事や「断る」と言う事を、ストレートに伝えない事で話がこじれて来る。

常識人であれば相手に対する気遣いから、遠まわしに言ったり、何かの用事と言ったりして、ソフトに断ろうとするのだが、その相手への思いやりこそが相手を誘導してしまう事になる。

最初に、ストレートに「迷惑だ!」等と強い口調で伝える必要がある。

最初の対応を間違えれば、付きまとわれる事になってしまう。

2度目では遅いのだ。

とにかく相手の頭には常識と言う物が無い。

しかも1or10と言う思考回路で、1~10と言う感覚を持っていない。

相手に分からせよう、理解してもらおう、悪く思われたくない、そんな事が通じる相手ではないのだ。




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