その少女は、片目が不自由な少女だった。
その為かは分からないが友達が少なかった。

しかしその少女が遊びに来ると、何故か度々何か物が無くなった。

それでも、あえて追求はしなかった。


ある時、21:00に家に帰ると、その子がまだいた。
話を聞くと、親に追い出されて、家に帰れないから逃げてきていると言う。
ハッキリ言って、逃げてこられても困る。
そこで、その子の家まで一緒に付いていってあげる事にした。


その子の家に着くと、その子の親は留守でその子の兄弟が出迎えた。
そして、その子を家に届けて帰宅したのだが、24:00過ぎにまたその子が追い出されてやってきた。

正直に言って、目いっぱい迷惑である。
しかも、その子が来るたびに物が無くなる事もあり、泊める事には抵抗がある。
そして、その子の親に電話してみた。


するとその親は「そいつはどうしようもない奴だから、迷惑なら追い出してくれ」と怒鳴られて電話を切られた。
他人に迷惑をかけて「ごめんなさい」の一言も無い親だ。


仕方なく、警察に電話をしたのだが、警察は「そう言う事は児童相談所に」と言う。
まあ警察を動かすにはコツがある。
電話の担当者の名前を聞き、この子に何かあったら「あんたが責任を取るんだな!」と少し脅したら、速攻で飛んで来た。


警察が親に電話をしても態度は同じで、結局祖母に所に運ばれた。

その子は、その後祖母の家に引き取られ、両親の離婚と共に祖母から実母に引き取られて行った。



集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都