その少女は「内弁慶」で、家の中では陽気で活発。
学校では内気で無口で友達は数人。
その少女が、中学へ進学する時の目標は「中学へ入ったら変わりたい」と言う物だった。
しかし、その少女は中学へ入っても変わる事が出来なかった。
そしてその子の一番の親友は、中2の時に転校し、その後その子は登校拒否状態に。
時折その親友と電話で話すが、進学について友人にも近くの進学校へ行っていると嘘を言い、バレそうになれば「辞めちゃった」とまた嘘を付く。
結局、親友も無くし仕事もしない「プー太郎」になった。
彼女が、変われなかった理由は「見栄」である。
見栄を張るために嘘を付き、その嘘は友達にはバレバレで、その嘘を繕う為にまた嘘を付く。
そして、友達は去って行き孤立して行った。
たった一人の親友は幼稚園からの友達だったので、その親友には嘘は付かなかったのだが、転校を期に親友にも嘘を付くようになった。