このブログを「いじめは、いじめる側が絶対悪」と思っている人が見たら、けしからん内容を書いていると思うと私も思う。
しかし、私は「いじめ」を学校だけの問題と捉えていない。
学校だけの問題なら、いじめる側だけを処分していれば良いのだが、卒業したら「いじめ」はなくなるのか?と言えばNOである。
「いじめられやすい特徴はその子供の個性」等と言っていては、社会に出てからも同じ事が起きるだろう。
大人社会は、子供社会より知的などと言う事は無い。
多分、子供社会より厳しくなるだろう。
そして、社会に出てからは誰も守ってくれない。
「いじめられている子供にも問題があると言う事は残酷」と言う意見も見かけるが、問題点を是正せずに社会へ放り出す方が残酷だと思う。
動物を野性に戻すのも、自分で餌を取れる様に訓練しないと野性で生きていく事は難しい。
自然界が、人に慣れた動物に合わせてくれる事は無い。
それは人間社会でも同じで、社会が自分に合わせてくれる事は無い。
社会に出れば、仕事をしなくてはならない。
仕事をしていく上で、いじめられやすい特徴は、個性ではなく欠点になる場合が多い。
営業職で無口は致命的だし、事務職でも性格が暗らければ徐々に孤立して行く。
転職しても同じ事が起きるだろう。
大人社会は、自分の問題点を是正できない人を受け入れるほど寛大ではない。
これは、多くの大人たちが経験しているはずだ。
社会は自分に合わせて変わってくれない。
結局、自分が変わるしかないのだ。