親と言う字は「木の上」に「立って」「見る」と書きます。
つまり、少し高い位置から冷静に自分の子供を見ると言う事です。
しかし、子供と同じ目線で物を見てしまう親が増えているように思います。
例えば、子供の友達が遊びに来た時に、その友達の中で自分の子供がどういう立ち振る舞いをしているか?友達の中で浮いていないか?わがままを言っていないか?などを冷静に見ていれば、そこに「いじめ」の要素を見つける事が出来ます。
その「いじめの要素」とは、いじめる側、いじめられる側、双方の要素が見つけられます。
いじめる側の要素としては「攻撃的な口調や言動」をしていないか「友達をからかったりしていないか」などを見ます。
いじめられる側の要素としては「冗談を真に受けていないか」「自分のしたい事だけを主張していないか」「自分の意見が通らないとすねていないか」などを見ます。
そして、そんな要素が見受けられれば、逆の立場ならどう思う?と諭していきます。(相手の立場で物事を見る事を教える)
また、子供は学校での出来事を一生懸命話そうとします。
その話をちゃんと聞いていますか?
いい加減に聞いたり、忙しいからと言って話を聞かずにいませんか?
鬱陶しがらずに、ちゃんと聞く姿勢を毎日取っていれば、色んな事を話してくれます。
ちゃんと毎日真剣に話を聞いていれば、結構学校での変化はわかるものです。
そして、一番注意して見なくてはいけないのが、家族の中での「陽気さ」と「友人との仲での陽気さ」の違いを見抜く事です。
これは、幼稚園の頃から見ていなければ違いを見抜けません。
家に中では陽気で楽しく振舞っている子供でも、友達の中では陽気さがない場合があります。
これは、必ずいじめに発展するわけではありませんが、いじめが発生する前兆なのです。
これは、周りの環境になじめず、自分を押し殺している状態で、自己主張が出来ないでいる状況と考えられます。
その状況は、最初のうちは友達に合わしているので、問題は表面化しませんが、不満が鬱積して行き、そんな状況が続けば「性格の陰湿化(ネガティブ思考)」を招く場合があります。