小学生から高校までは、人格形成される時期です。
人格が形成される過程で、ネットや携帯を使う事にかなりの危険性を感じます。
その危険性はネットの「匿名性」にあります。
現実世界では、相手がいて、相手の意思があり、その関係の中で、相手を気遣ったり、相手にお願いしたり、拒否されて諦めたり、常に相対的な関係の中で人格が形成されていきます。
しかし、ネットやメールは相手の顔が見えないばかりか、匿名性で自分さえも他人に成り済ます事が出来ます。
相手の顔が見えずに自分も誰か分からなければ、好き勝手し放題な事が出来るのです。
例えば、相手のメルアドさえ分かっていれば、フリーメールや差出人を改ざんしたメールで山ほどのメール攻撃も出来ますし、ブログなどをやっていれば、そこに好き勝手な事を書く事が出来ます。
現に、ネットいじめなる物も出ています。
本来、相対的な関係のなかで人格形成がなされる過程で、自制心も出来ていない子供が一方的なネット攻撃が出来る手段を手に入れる事は、その後の人格形成に支障をきたす恐れがあると思うのです。
ネットの人格形成に与える悪影響は、ネットいじめに限りません。
「乗っ取り厨」と言う言葉を聞いた事がありますか?
この「厨」と言うのは「厨房→中坊→中学生」と言う意味です。
今では幼稚な発言や行動を行う者を指す蔑称として使われています。
これは、他人のサイトを乗っ取る訳だが、主に同人サイトで見受けられる。
多い方法として「管理人になってあげます」「福管理人になってあげます」と言うメールが届いたり、管理人の詐称を行ったり、本来の管理人に要求を突きつけたりする訳だが、そんな事をする目的は「自慢」以外の何者でもない。
そして、要求を拒絶すれば脅迫めいたメールが届いたり、死ね死ねメールが届いたりする。
乗っ取り厨の発展系に「押しかけ厨」が存在する。
これは、有名所の同人サイトの管理人の所に「一緒に作りましょう」などと言って、家まで押しかけて同居を強要する物だ。
断っても「恥かしがらなくてもいいですよ」などと、勝手な脳内変換をする。
これは、結構警察沙汰にもなっているのだが、厨親(厨房の親)が親厨(親も厨房)だったりする場合もある。
さらに、教師の厨房もいる。
その他にも「なりきり厨」などもある。
厨房関係の事を詳しく知りたければ、ネットで検索すれば結構出てくる。
面白いのは「厨房メール」で、その幼稚性が実感できる。
伝説的な厨房メールに「住職メール」と言う物がある。
こう言った、ネットいじめや厨房問題は大人が真剣に考えるべき事だと私は思う。
乗っ取り厨とは違いますが、私もサイトを一つコピーされています。
これは、ソース丸ごとコピペで、私が作ったサイトと全く同じサイトがあるのです。
そこにはアフェリエイトのタグも入っているのですが、人のアフェリエイトのIDまでコピーして私の売上に協力してくれているのでしょうか?謎です。
集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都