広帯域短波ラジオというとじつに様々な製品が市場に提供されているのですが、SDR技術を応用したローコストのやつの性能が、結構良くなってきたみたいなので、何かひとつ購入してみて、体感してみたくなりました。MALACHITEが面白そうですが3～6万円程度するので、コスパを重視して1万円ちょいで購入できるATS25にしてみました。
ATS25には歴史があって、初代機からいくつかの版があるみたいです、わからんけど。
ATS25
ATS25X1
ATS25X2
ATS25 max
ATS25 max-Decoder
ATS25 max-Decoder2
ATS25 amp
一般論でいえば、最新版を選んでおくのが無難だしいちばんいいはずだから、ATS25 ampを選んだらいいと思いましたし、旧版の価格よりもATS25 ampの方が安いショップさえありましたので、ATS25 amp にしようと、ほぼ決めかけてました。
ところが、インターネット検索で HARDUINOフォーラムでATS25についての情報 を集めていたところ、ATS25 ampとATS25 max-Decoderとはハードウェアが違うらしいという情報を得ました。基板の改造方法についても写真入りで説明がありました。
Hi,
● 5V
Although the PCB is marked "5V", it is actually the Lithium battery voltage after the ON/OFF switch. There is no voltage boost circuitry on the ATS25-AMP, unlike the Max Decoder. A fully charged battery will be around 4.2V, 3.7V typical and 3.0V when close to discharged.
● FT8, CW/RTTY Decoding
My understanding is that the FT8 decoding is done using DSP inside the ESP32. This uses the amplified audio output from the LM/HT386. For CW/RTTY, the LM/HT567 performs the tone detection, which is then sent to the ESP32 for decoding. I am not sure why the tone detection can’t also be done in DSP, perhaps there is not enough compute power.
この情報に関してYouTube動画もみつけました。ATS25 amp には、3.3V→5V昇圧回路が無いため、「CW復号機能を発動しているときに電池の電圧が下がってくると、CW復号機能が停止してしまうという問題がある。」ので、その対策として、3.3V→5VにするDC-DCコンバータ回路を追加する必要がある。とする動画でした（但し、電池からではなくてUSB端子経由で外部から安定した電源をとってる場合には、電池の電圧低下は関係ないので問題も生じない）。というものでした。
小生としましては、積極的にCW復号機能を使いたいと思っていました。そのためには、ATS25 amp を選ぶと少々手間がかかりそうだなと思いました。CWやFT8の復号機能を重視するんだったら、YouTube動画でHAM向けとして紹介されていたATS25 max-Decoder を選んだほうが無難かもしれないなと思いました。
ちなみに、ATS25 max-Decoder2 は ATS25 max-Decoder に Bluetooth が追加されていてオーディオ出力をBluetoothで飛ばせるようになっているらしいのですが、小生には、それは不要なので、ATS25 max-Decoder でいいんじゃないかということで、注文する機種を決めました。
ラジオ日経を6.055MHzで受信中。
7MHz帯でアマチュア無線の電信交信を受信中。CW復号機発動中です。
ATS25 max-Decoder は発売されたばかりではありませんので、すでに先達がアップロードしてくださった動画が簡単にみつかります。たとえば、東京ジャンクチャンネルさんという先達が ATS25 max-Decoder Firmware 4.17 Air bata という動画をYouTubeで見つけました。これはまさしくファームウェアのバージョンを含めて小生が入手した機種と同一のATS25の紹介動画です。
ATS25 max-Decoder Firmware 4.17 Air bata
つづく・・・