購入経緯

XHDATAブランドの短波ラジオ(型名 D-808)を購入しました。じつは、昨年(2022年)の4月にAliExpressで2,673円だったときに注文したのですが、納品期限が過ぎても一向に品物が届かず返金処理をしていただいたことがあります。別のショップで再度注文するつもりだったのですが、その後の円安等様々な影響でしょう、このラジオは12,000程度にまで値上がりしていきましたので、しばし様子態勢をとっておりました。

 

アマゾンの初売りセール価格で8,480円になった(AliExpressの同時期の価格よりも安かった)ので注文することにしました。ちなみに2023-01-09現在でのアマゾン価格は9,600円になっておりました。

 

 

取扱説明書

XHDATA社のホームページは次のとおりです。左上のあたりにあるCategoriesメニューからManual → D-808 MANUAL → D-808_ENGLISH で D-808用の英語版取扱説明書のPDFファイルをダウンロードできます。

https://xhdata.com.cn/

 

 

外箱

外箱の表側に FM STEREO / LW / MW / SW-SSB AIR RDS SYNTHESIZED RECEIVER というタイトルが印刷されています。そしてD-808本体の写真と共に主要な機能の一覧が以下のとおり示されています。

・World Band Broadcasting
・SSB reception
・USB / LSB Selection
・Air Band
・RDS
・FM Frequency range (64-108, 87-108)
・Antenna Jack (FM / SW)
・Key Lock
・illumination
・Sleep Timer
・FM Stereo
・Battery Indication
・Fast / Slow and fine tuing control
・Auto Tuning Storage (ATS Full band)
・MW Tuning Step (9K / 10K)
・500 Station Memories
・50 Memory Pages
・Direct numeric key in
・Auto Turn on/off setting
・Li-ion Battery
・Signal Strength & S/N Ratio (RSSI S/N)
・Charging Function (USB Jack)
・Digital Signal Processing (DSP)

 

 

外箱の裏側にも FM STEREO / LW / MW / SW-SSB AIR RDS SYNTHESIZED RECEIVER と印刷されています。そしてD-808本体の写真と共に主な仕様の一覧が以下のとおり示されています。

 

Specifications:
・Radio frequency:
 FM: 87.5~108(64~108)MHz
 AM: 520~1710 kHz
 SW: 1711~29999 kHz
・LW: 150~450 kHz
・AIR: 118~137 MHz
・Speaker: 8Ω1W
・Charging voltage: DC 5V
・Earphone Jack: 3.5 mm
・Dimension: 157×92×32 mm

 

 

外箱の側面に製品の型名が D-808 と印刷されてます。

 

 

外箱の側面に MADE IN CHINA と印刷されてます。

 

 

ワイヤーアンテナ

XHDATA D-808にはワイヤーアンテナが付属しています。下の写真に示すとおりANTジャックに差し込んで利用します。

 

アンテナアダプタケーブル

屋外に設置した空中線をXHDATA D-808に備えられたANTジャックに接続するために、下の写真に示すとおりのアンテナアダプタケーブルをこしらえました。小生のところでは、屋外に設置した空中線から同軸ケーブルで室内へと引き込んでおりまして、端子にはBNCオスを取り付けています。従って、アンテナアダプタケーブル(RG174)の一端はBNCメスとしもう一端は3.5mmΦの2ピン(モノラル)プラグにしました。ちなみに RG174 は 1.5D-2V 相当です。

下の写真はアンテナアダプタケーブルをD-808のANTジャックへ接続したところです。

 

収納袋

XHDATA D-808には下の写真に示す収納袋が付属品として付いてきます。落下とか衝撃には全く役に立たないと思いますが、ほんのお気持ち程度に、クッション性があります。D-808本体が楽に滑り込みますが、けしてブカブカではありません。付属のワイヤーアンテナを一緒に入れることは可能でした。

 

昨年より前にD-808をご購入された先達の方々のブログを拝読いたしますと、付属の収納袋に余裕が全然ないためきつくて出し入れが難しいとありましたが、そんなことは全然ありませんでした。改良されたようですね。

 

 

 

 

 

単に収納するだけならば本体に付属してくるこの収納袋で不都合は感じません。しかし、鞄に入れて移動中にイヤホンでラジオ放送を聞きたいこともあります。D-808は音量調節つまみ及びイヤホンジャックが左側面なので、左側面を巾着側にして入れてあれば、本体を袋から出さなくても音量調節できますが、本体を袋から出さないと選局できません。

 

移動中にラジオ局を選びたいこともあるため、全開きになる収納袋を100円ショップで探しました。それで、ダイソーで売られていたモバイルポーチ大(Mobile-Pouch-Big)を買ってきました。百円ショップだけど税込み価格220円です。型番はGAD-22です。本当はジッパーが二つついていて真ん中から左側だけ開口するのと真ん中から右側だけ開口することができたらよかったのですが、ジッパーが二つの製品がなかったので、ジッパーが一つので妥協しました。

 

 

 

下の写真は、中にモノを入れていない状態での表側と裏側です。

 

 

 

チャックを開くと下の写真のとおり全開になります。

内側にポケット及びゴムバンドが設けられています。

 

 

下の写真は、D-808とUSB充電ケーブルとアンテナアダプタケーブルを入れたところです。

アンテナアダプタケーブルは別途自分で用意したものであり付属品ではありません。

充電器が写ってませんが iPhone 用の充電器くらいの小さい奴を使う予定です。

 

 

下の写真は、中にラジオとケーブルを入れてチャックを閉めたところです。

 

 

 

 

 

XHDATA D-808を使う

 

YouTube: XHDATA D-808 分解レビュー
YouTube: D-808 開封動画
YouTube: D-808を購入しました
YouTube: D-808の外部アンテナについて

YouTube: D-808について[1/3]

YouTube: D-808について[2/3]

YouTube: D-808について[3/3]

 

BCLラジオのエアーバンド受信ラジオベストバイ XHDATA D-808 (2022年)
三才ブックス ラジオ受信バイブル2021 XHDATA D-808 (2021年)

ライセンスフリー無線完全ガイドVol.5 XHDATA D-808 (2021年)
 

XHDATA D-808 - POCHIの日記 (2021-09-24の記事)

7MHz帯SSBで行われているアマチュア無線交信の受信及びパソコンに接続してFT8を受信するといった記事です。

 

XHDATA D-808でAirBand, SSBを聴く (2020-10-18の記事)
 

中国製の小さな短波ラジオを比べる (2020-09-XXの記事)
TECSUN PL-330とXHDATA D-808との違いが細かく分析比較されています。

 

XHDATA D-808 について (2020-08-16の記事)
回路図へのリンク及び分解した内部の写真及びリンクが複数収録されてます。

 

XHDATA D-808(簡易レビュー・私家版マニュアル) (2020-06-23の記事)

このブログは、全機能の使い方に筆者が触れてくださっているので、本体付属の難解な日本語による取扱説明書よりもわかりやすいと思います。

ちなみに、アラーム有効/無効の切替操作方法は、電源OFF状態で〔ALARM〕ボタン短押しした後すぐにUPボタン又はDOWNボタンを短押しでありまして、押す度に、アラーム無効→ラジオ→ビープの順で切替わることになってます。このブログの筆者が入手したD-808の挙動は「DOWNボタンだと無効かラジオだけしか選ぶことができず、ビープを選べない。バグか?」と書いておられます(2020-06-23現在)が、当方が2023年01月に入手したXHDATA D-808にはそのようなバグらしき挙動はみられず、UP/DOWNともに押す度に、アラーム無効→ラジオ→ビープの順で切替わりました。2年の差がありますのでファームウェアが改善されたということかもしれませんね。

 

エアーバンド等おもしろ無線受信 XHDATA D-808 (2020-04-14の記事)

受信した音例を収録されています。

 

XHDATA D-808 (2019-09-22)
 

D-808イヤフォンアンテナアダプタ、パーツセット (2019-08-29の記事)

XHDATA D-808のイヤホンを FM放送及び短波放送受信用のアンテナとして使えるようにするアダプタの自作記事です。


XHDATA D-808 vs DE1103旧モデル (2019-02-11の記事)
DEGEN DE1103とXHDATA D-808との受信比較。

 

XHDATA D-808インプレ (2018-11-09の記事)
PL365とD808との比較など。

 

XHDATA D-808 その6 (2018-04-20の記事)


KEEPPOWER製の保護回路搭載18650型Li-ion充電池に交換。

XHDATA D-808 その5 (2018-03-25の記事)
SSB受信性能など。

 

XHDATA D-808 その4 (2018-03-24の記事)
外部アンテナ用簡易ベースアダプタ。

 

XHDATA D-808 その3 (2018-03-11の記事)
長波用の同調型バーアンテナを接続してみた。

 

XHDATA D-808 その2 (2018-03-09の記事)
中波受信用アンテナ端子の増設など。


XHDATA D-808 その1 (2018-03-03の記事)
購入の背景。

XHDATA D-808で聴いてみました (2018-01-19の記事)

TECSUN PL-680との比較動画、FM受信動画、640kHz受信動画、AN-1を利用した中波受信動画が収録されてます。

 

 

XHDATA D-808 実際に受信してみる

 

XHDATA D-808でVOLMETを受信してみました。まずは13282 kHzのVOLMETを受信するようにD-808を操作(13282 kHz Upper Side Band Band Width 4 kHz)して電源を切ります。そして動画撮影の準備をしました。なので、この動画では電源を入れるところから始まります。電源を入れると自動的に 13282 kHz USB BW 4 kHz (電源を切ったときの状態)になります。但しSSBモードが機能するまでには数秒かかります。

 

 

XHDATA D-808 というラジオで放送を受信しましょうという文脈なので、別のラジオを持って来ても意味がありませんが、知りたがり屋精神の誘惑に負けてしまい、DEGEN DE1103(ひと昔前のPLLモデル)での受信のあんばいが気になりましたので動画にして下に示します。 D-808 は DSP (Digital Signal Processing) であり DE1103 は PLL なので放送信号を復調する際の仕組みが違います。その影響もあってか聞こえ方が違います。

 

 

手元に YAESU FT-817 があるのでVOLMET放送の受信音を聞いてみました。下の動画に示します。ちなみに、下に示すFT-817の動画は、このブログで小生が提供しているD-808の動画及びDE1103の動画で使ったのと同じアンテナをつないでいます。

 

 

2019-05-04にnakamuraさんがYouTubeで公開してくださった以下の動画 [VOLMET] 8828kHzと13282kHzは[D-808] を拝見しますと、その当時にnakamuraさんが入手なさった D-808で受信したVOLMET放送の受信音(下に貼り付けたYouTube動画の先頭から12分経過した辺りから聞けます)がわかります。音声の出だし部分が飽和したように歪んでいるように聞こえます。小生が2023年01月に入手したD-808で受信したVOLMET放送の受信音は、ちょっと違うように聞こえます。音声の出だし部分に生じていた飽和したような歪みは抑えられたように聞こえます。VOLMET放送局側で改善されたのか、それともD-808のファームウェアで対応されたのか、それとも偶然の賜物なのかは、小生には不明です。