2,000枚だか3,000枚だか正確には数えませんでしたが、Macintosh用の3.5インチフロッピーディスクを物置にスペースを確保するために捨てたことを「30年ぶりMacintosh SEプチ復活」としてブログにしました。

 

 

捨てる前に、どうしても残しておきたかった子供が幼い頃の音声ファイルは無事に見つけることができました。他のデータは消去して媒体は不燃ごみでもよかったのですが、Macintosh SE(80MByteのHDDを内蔵, メインメモリ4MByte, FDDを2台搭載)がかろうじて動作する状態でしたので、とりあえずデータを読み出して、残しておけないだろうかと考えて、BasiliskII(Macintoshに使われているMotorola社のCPUをエミュレートします)というソフトウェアをWindows10のPCにインストールしました。

 

小生の手元にあるMacintosh SEは、FDDを2台搭載していますが1台は読み書き機能が動きませんでした。またFDDは2台ともオートイジェクト機能が動きませんでした。30年程眠っていたソニー製ハードディスクドライブはスティクションを起こしておらず異音もせず当時インストールした漢字トーク6が起動しました。フライバックトランスも生きているようだし高圧回路のコンデンサの容量抜け劣化も致命的な程ではなさそうで、画面を正常に表示してくれました。驚きました。

 

Macintosh SE でMacintoshフォーマットの3.5インチフロッピーディスクを内蔵している80MBのハードディスクドライブへとデータ及びアプリケーション等を読み込んで、それをMacLHAで圧縮してファイルにします。MacLHAがMacintoshファイルシステムのリソースフォークとデータフォークとをデータフォークにまとめてくれます。このファイルをWindows PCへ持っていくわけです。

 

Windows PC側にも3.5インチフロッピーディスクドライブを接続しておきます。小生のPCはノートタイプのものなのでUSB接続の1.44MBを読み書きできるUSBインタフェースの付いたフロッピーディスクドライブです。

 

MacintoshからWindowsへとファイルを移動させるために使う3.5インチフロッピーディスクは、Windows PC側でフォーマットしたものだけを使います。

 

下に示す画面キャプチャ―は、Windows 10環境下で小生の BasiliskII を起動させ、Macintosh漢字トーク用のEGWordを使って、大昔に作成したEGWord文書を当時のまま開いているところです。但しハードウェアは当時のMacintoshではなくて最新鋭のWindows PCです。

 

 

BasiliskIIエミュレーション環境で稼働中のMacintoshアプリケーション(e.g. EGWord)からWindows PC側のアプリケーション(e.g. Microsoft PowerPoint)へコピペできるか試してみました。テキストはMacintoshアプリのテキストエディタにペーストしてテキストエディタアプリ内でもういちどコピー(要するにMacintosh OSネイティブのクリップボードに入れるという意味)すれば、Windows PC側のPowerPointへとペーストできました。画像についてはクリップボード経由及びスクラップブック経由でもできそうにありませんでした(探せばできるアプリがあるのかもしれませんが未確認です)。Macintosh環境の画像をWindows PCへと持ってくる手順については今後の課題だと思います。