不思議な国、中国ーなぜ観光客はあんなに現金もっているの?
最近は土日どこにいっても中国人だらけだ。東京の銀座、新宿、秋葉原は言うに及ばず、箱根や日光のいいホテルにいくと、そこは中国人のたまり場だったりする。どう見ても、日本人より中国人の方がお金持ちになった気がする。しかし、中国人の収入を見ると富裕層でも300万円くらいで、なぜ日本旅行ができるか不思議だ。
これはどうやら中国の税制に大きな理由があるようだ。社会主義の国なので経済は資本主義化したものの、税制はまだまだ資本主義に追いついていないのだ。例えば、中国には贈与税が相続税がないのだ。最近の新聞報道によると、しばらく導入予定もないらしい。そうなると「給与」はあまり問題でなく、親の資産は大きく関係する。
先進国はなんと言っても相続税の負担が大きく、3代でお金はなくなってしまうものだ。中国では贈与税、相続税がないので、給与よりも親の遺産がどの程度あったかが重要なポイントになると思われる。改革開放政策からもう30年、貧富の差は日本の比ではない。中国人が日本に来ると、あまりの貧富の差のなさに「日本は社会主義国か」と驚く人もいるらしい。
秋葉原で100万円使うのはまだまだで、最近では日本の不動産も中国人に買い占められつつあるらしい。中国には年金もなく、また土地の永代所有権もないので、東京のマンションが魅力的に映るようだ。貸しておけば未来永劫、家賃は入ってくる。100年単位で考える中国人らしい話だ。
まだまだ日本人は中国人に偏見を持っており、中国人は嫌いだから中国ビジネスはやらない、と公言する人もいる。しかしこれは間違いだろう。その点、中国人は割り切っており、バブルのころの中国人は日本人は嫌いだが商売は別と考えていた。今の日本人はその反対をしなくてはいけない。日中の経済力は今後差が広がるばかりになるからだ。
政治や領土問題は主張すべきは主張するが、経済関係は分けて考えるのがビジネスの基本であろう。