役所の恐ろしい縦割りー太陽光はほんの一例
今日の仕分けでは「太陽光」の重複が問題になっていた。同じことを経済産業省と環境省がやっているというのだ。しかし、こんなことは太陽光だけではもちろんない。いやむしろ、探せば無数にあるといったほうが正確だ。なぜそんな税金の無駄使いが今まで問題にならなかったのか、不思議でならない。より不思議なのは、当の 官僚たちが自ら「これは他の省でやっているのでやめるべき」だと言わないのかだ。
これもほんの一例で、自分が経団連での業務を通じて知ったことだ。石油コンビナートなどの危険物には規制がかかるのは当然だが、これも役所の縦割りで似た規制が多くの省庁からかかっている。これを「保安四法」というのだが、4つの法律により重複規制されている。経団連では1970年代からその問題点を指摘しているが、規制はなくなるどころか強化される傾向にある。
また宇宙開発でさえ、例えば科学技術庁が一元的にやればいいのに、経済産業省や国土交通省、総務省が絡んでいる。宇宙庁の新設も考えられたようだが、そこまでは無理だった。私は種子島でのH-Ⅱロケットの打ち上げに行ったことがあるが、この時の一行には各役所の担当者が来ている。数十名になる。随分無駄なことをしていると思ったものである。
だから行政改革はまだまだ必要なのだ。まず無駄を省いてから増税の議論をしないと、本末転倒になる。消費税の上げなど誰も容認はしないだろう。まずは民主党には、役所の無駄を徹底的に排除させるように役人にプレッシャーをかけねばならない。