日本対オランダ戦の感想ー大善戦 | 日本ファミリーオフィス協会

日本対オランダ戦の感想ー大善戦

正直、今日のオランダ戦は3対0くらいかなと予想していた。いやほとんどの人がそのくらいの予想だったと思われる。韓国がアルゼンチンに3点差で負けたのが一つの根拠だ。しかし、負けたとはいえ1点差なら相当な善戦といえるのではないか。事実、試合後の監督、選手、解説者の顔つきは皆そうだった。


ここで大敗しなかったので、次のデンマーク戦で勝てば、奇跡の決勝進出となろう。同点だと他のチームの結果により微妙だが、勝ってしまえば得失点差でも勝てるだろう。デンマーク戦は国民的な一戦となる。2002年の日韓共同開催はホームの優位で決勝にいけたが、まあ実力ではなかった。アウェイで決勝進出(ベスト16)となると、これは大変な快挙だ。1966年の北朝鮮のベスト8にも匹敵するのではないか。


そんな中でも、スペインやイングランドの不振は大舞台での恐さを思い知らされる。総当りのリーグ戦をやれば世界ランク順になるのだろうが、そこまではできないので、一発勝負的な要素も出てくる。そこがFIFAランク45位の日本にはまさにチャンスなのだ。


本田のように、中田以来の変わったタイプも出てきている。日本人でもこういった選手が出てくるのはいいことだ。外国でプレーして、そこで生き残るには自己中でなくてはだめだ。他方、日本のリーグに属すると昔ながらの先輩後輩関係、体育会的な慣習もあり、素質がよくても伸びていけるかは疑問だ。


数年前までは外国に行って活躍するような日本選手が多かったが、現在ではだいぶ減った感じだ。たまたま旬のいい選手がいない時期かもしれないが、もっとヨーロッパの強豪チームに行って活躍する選手が多くなれば、日本のベスト8入りくらいも可能になるのではないか。


ともかく、デンマーク戦を見つめていたい。向こうはFIFAランク36位であり、可能性は十分にある。1週間前には考えられなかったチャンスが巡ってきたので、ここは何とかものにしてもらいたい。