アメリカ陰謀論の真相/文芸社
¥1,512
Amazon.co.jp


捏造の世界史 (祥伝社黄金文庫)/祥伝社
¥720
Amazon.co.jp


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

 以下は、私的メッセージで、毎度同じ内容です。

 歴史上、最大の陰謀説であるケネディ大統領暗殺陰謀説は暗殺

研究家の捏造だ、という原稿をここ六年書いています。

 事件がオズワルドの単独犯行で陰謀説が嘘である証拠は膨大に

あり、解析を続けているところです。

 このブログは単純な話しか書かないので、原稿には他の話も多く

入れております。

 なぜこんなバカみたいな嘘に世界の人々が騙されたのか、当方に

は全く理解できません。

 

 来年(2017年)以降のそのうちいつかに原稿アップの予定ですの

で、出版関係者で興味のある方はお見知りおきのことを。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

 1975年のザプルーダー・フィルムの公開以降、ケネディ暗殺陰謀

説が完全に固定化したが、公式説である後方狙撃者説を否定す

る、同映像内のデータは主に二つあった。

①「ケネディの右側頭部(右耳の上)に大きな孔が開いていた」

②「頭部被弾後のケネディは、勢いよく左後方に倒れた」

     

 ①②のデータは、「右後方の狙撃者オズワルドの放った銃弾が、

ケネディの後頭部に命中し右側頭部に抜けた」という公式見解を

否定したと解釈され、「右前方(グラシー・ノール)の狙撃者の放っ

た銃弾が、ケネディの右側頭部に命中しそこを破壊し、彼を左後ろ

に倒した」という解釈を定着させたと言える。

 ①②のデータが互いを補完し合うように思えたのが強みだろう。

                                            

 だが、基本的にはこの解釈は全くの誤りだった。

 何度か説明したが、概して、銃弾の入り口の傷(射入孔)は小さ

くなり、出口の傷(射出孔)は大きくなるため、少なくとも、映像内

のケネディの頭部の状態で判断する限り、狙撃は後方から行わ

れたと解釈されるのだ。 

 ウォーレン委員会の調査中のため、米陸軍の研究センターが

ゼラチンを詰めた乾燥頭骸骨をカルカノ弾で狙撃したことがある。

 生体と異なり、頭皮で覆われていない人骨であったため、破損

した部分はバラけてしまったが、組みなおして見ると、射入孔は

小さく、射出孔はひどく大きかった。

 ジョン・ラティマーという医学博士が、1970年代以降に行った

頭蓋骨狙撃実験でも同様の結果が出ており、2008年に米ディ

スカバリーチャンネルの検証番組で行われた、ケネディの頭部を

再現した人形の狙撃実験でも同じ結果となった。

                                   

 これら実験結果を、「公式説側の実験は信用できない」として

否定的に見る向きもあるかもしれない。

 当方は銃創に関する専門書をかなり多く収集し、事件研究に

役立てているが、(今現在)1862年以降から21世紀の現在ま

でに出たどの専門書を読んでも、「人体頭部に弾が命中した場

合、入り口は小さく、出口は大きくなる」という説明しかない。

 第一次大戦前の戦争で亡くなった方の頭蓋骨標本写真が収

録されている本もあったが、やはり弾の出口の方が入り口より

かなり大きかった。

 人道上の問題からか、技術の発展により人体頭部の精巧な

模型作成が可能になったからか、21世紀の今日の研究書に

出てくる人体狙撃実験では、人骨に変わり人工骨が、頭蓋骨

に変わり頭部模型が使用されているが、頭蓋骨模型の狙撃

映像にはケネディ狙撃とよく似たものがあった。だが、弾は(模

型の)後頭部に命中し前頭部から出たものであった。

                                   

 とどのつまり、銃弾に関する基本的認識からは、あのフィルム

はオズワルドの犯行を裏付けるものだったのだ。

 暗殺研究家のほぼ全員は、世の人々が、陰謀説に都合の良い

錯覚をした場合、より正確な情報を伝えず放置して、誤った解釈

をそのままにするが、この話はその典型と言える。

 アメリカ海軍付けの大学教授の書いた陰謀本『THE ROAD TO

DALLAS』は「ザプルーダー・フィルムに見られるケネディの頭部

の傷は、射出孔の典型だ」と本当のことを書いているが、例外中

の例外でしかない。

                                      

 暗殺研究所のうち、大体1%ほどが上記のことを認めたうえで、

「ケネディの右側頭部の傷は、特殊銃弾による射入孔だ」と唱えて

いるが、これも例外的ケースである。

 では、ケネディが左後方に勢いよく倒れた件はどう解釈すべき

なのだろうか?

 (続く)