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 以下は、私的メッセージで、毎度同じ内容です。

 歴史上、最大の陰謀説であるケネディ大統領暗殺陰謀説は暗殺研

究家の捏造だ、という原稿をここ五年書いています。

 事件がオズワルドの単独犯行で陰謀説が嘘である証拠は膨大にあ

り、解析を続けているところです。

 このブログは単純な話しか書かないので、原稿には他の話も多く入

れております。

 

 今年(2015年)か来年(2016年)に原稿アップの予定ですので、

出版関係者で興味のある方はお見知りおきのことを。

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 事件に興味のある人のほとんどが意外に思うだろうが、研究家第一

世代の間ではケネディは前方から撃たれたことになっていた。

 その理由は明快で、ケネディの救命に携わったパークランドの医師数

名と臨終の儀式を行った聖職者が彼の「左のこめかみ」に射入孔と思

われる傷があったと証言したからだ。

                                      

 ケネディの頭部の傷に関するパークランドの人々の証言は概して

①「右後頭部」②「左のこめかみ」③「右側頭部」に分かれる。

 傷の形状からすると①③は射出孔で②は射入孔と判断される。

 救命室の多数派意見は①であり②③は少数派だった。

                   

 狭い部屋の中での目撃証言がバラバラに分かれたわけだが、③

の「右側頭部の(射出孔とおぼしき)傷」は公式見解と一致するため

研究家たちは最初から無視しており、ケネディの遺体の傷を徹底検証

したと称する研究書『ベスト・エヴィデンス』でも無かったことにされて

いた。

 救命室内では頭部には①の「右後頭部の(射出孔とおぼしき)傷」

以外無かった証言が多数派だったが、その場合ケネディは前方から

撃たれていないことになる。そのため第一世代の研究家は少数派意

見である②の「左のこめかみ(の射入孔とおぼしき)傷」を事実認定し

て「大統領は左前方から撃たれた」と主張したのだ。

 だが、1970年代以降の研究書からはこちらの方の射入孔も消え

しまい、「右後頭部の射出孔」だけが紹介される事態となった。

 それは現在も続いているが、情報の受け手側は「ケネディの頭部に

は弾の出口しかなかった」といういびつな説明を疑問に思わなかった

らしく、前方狙撃者説を信じてしまうのだ。

                                 

 何故研究家たちはこんな馬鹿な行動に出たのだろうか?