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以下は、私的メッセージで、毎度同じ内容です。
歴史上、最大の陰謀説であるケネディ大統領暗殺陰謀説は暗殺研究
家の捏造だ、という原稿をここ五年書いています。
事件がオズワルドの単独犯行で陰謀説が嘘である証拠は膨大にあり、
解析を続けているところです。
このブログは単純な話しか書かないので、原稿には他の話も多く入れ
ております。
今年(2015年)か来年(2016年)に原稿アップの予定ですので、
出版関係者で興味のある方はお見知りおきのことを。
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映画『JFK』では、”ノールの狙撃者”が右斜め前方からケネディの喉を
撃ち、次いで頭部を撃ったことになっていた。
事件現場デイリー広場における弾道再現実験は1998年頃から頻繁に
なり、”ノールの狙撃者”からは致命弾を浴びる前のケネディの右側頭部
しか見えないことが判明し、ここからの狙撃があり得ないことが証明され
たが、各検証番組で紹介された映像には”ノールの狙撃者”から見たケ
ネディの姿があったが、”ノールの狙撃者”が聴衆からどう見えるかを示
す映像もあった。
頭部被弾直前のケネディとノール付近を共に写した”モーマン写真”に
はノールの柵付近が写っているが狙撃者の姿はない。
この写真がポラロイドのぼんやしりた画像であることや、事件当時の撮
影機器の解像度が低いため認識しにくかったことだが、”ノールの狙撃
者”がライフルを構えて柵の後ろに立っていた場合、対面の歩道を始め
とする各所から丸見えなことが明らかになった。
”柵の手前の木々が邪魔で狙撃者の姿は見えない”という意見がある
が、ノール(丘)は対面の歩道から見て上側にあり木々の葉が地面まで
は伸びていないため死角にならず、”柵の後ろの狙撃者”の姿は、はっ
きり見えてしまうのだ。
事件直後に撮影された各種フィルムで当時の木の葉の生え方も確認し
たが、どうみても狙撃者は丸見えだ。
”ノールの狙撃者”は少なくとも十秒近くそこに立っていたわけだが、これ
では数十人の目撃者が出てしまい、ケネディが撃たれる前から広場は
パニックに陥ってしまうだろう。
何度か説明したが、映画『JFK』においてオリヴァー・ストーン監督は
様々な映像的欺瞞を用いて”ノールの狙撃者”の嘘を隠してきた。
このケースに対し彼はどう対応したのだろうか?
劇中の”ノールの狙撃者”はカメラが真正面にある至近カットや左斜め
後ろにあるカットではその姿もライフルの銃身もはっきり見えていた。
”モーマン写真”撮影直前の、喉を前から撃たれて前かがみになった
ケネディの姿をジーン・ヒルとモーマンが見ているカットではカメラは
ヒルの左斜め後ろにあり、約三十メートル奥のノールの柵がはっきり
見えるが、そこにはケネディの頭部に狙いを定めているはずの
狙撃者の姿がない。
ストーン監督は、何故ノールからそこにいたはずの狙撃者を”消した”
のだろうか?理由は明白だ、もし狙撃者の姿とライフルの銃身をあり
のままに画面に入れた場合、四方から丸見えなことが観客にバレて
しまうからだ。
事件から半世紀後の2013年11月、ストーン監督は米ローリング・ス
トーン誌のインタビューに答えて陰謀があったのは明白だと映画で
披露した持説を再度強調したが、本音の部分では彼は陰謀が無
かったことを嫌と言うほど認識しているとしか思えない。
”その人の発言でなく、その人の行動を見ろ”というよく言うが、オリ
ヴァー・ストーン監督はその作品でケネディ暗殺陰謀説が完全な
捏造だったことを全世界に向けて発信したのだった。