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(前項よりの続き)
前方狙撃手説の難点は、ケネディが、頭より高いフロントガラス付
きのリムジンの三列目に座っていたことと、パレードの前方に狙撃
手が隠れる場所が無かったことだ。
ウォーレン委員会資料集から、初弾を受けた直後のケネディを右
斜め前から捉えた写真を紹介し、部分アップと解説のイラストを添
えておく。
中央で首の前で手を交差しているのがケネディだ。
V
ケラーマンは左を向き、コナリーは右、ケネディは前を向いている。
左から、最前列に座ったシークレット・サ―ヴィスのロイ・ケラー
マン、その後列のコナリー知事、その後ろがケネディだ。彼らの前
に頭より高いフロントガラスがあることに注意してほしい。
ケネディの喉の傷を赤丸で示したが、写真は右斜め前からの構
図だが、真ん前からの場合、ケネディの喉を撃つには多くの障害
物があるのがわかる。彼の前のフロントガラスもケラーマンもコナ
リーも前方からの銃弾を受けていないし、弾が横を通ったとも証言
していないが、どうやったら前から喉を撃てるというのだろうか?
写真では大勢の人が教科書倉庫の方を向いているのが確認できる
が、これはケネディを撃った最初の弾がこのビルから来た証拠であり、
ノールからの銃声が、人々の耳に遅れて届いた木霊であったことを示
している。
前方からケネディを狙う場合、位置によってはフロントガラスに日光が
反射してケネディが見えなくなるうえ、前席の二人が死角になりケネ
ディの全身も非常に見え難い。特に、陸橋の上から見た場合フロントガ
ラスのテカリがひどい位置が多い。見やすい位置は路上と歩道と橋の
袂だが、そこは近くに人がいたり四方から丸見えで狙撃手は配置でき
ない。
(この項「大統領は前方から撃たれた③」に続く)

