浅い水深のプールや水路での遊びで 「背浮き」技術の獲得ができなかったら(注1)、小学校の水泳学習で「背浮きバタ足」を習うことができます。
(注1)(参照)当ブログ 前掲
『「背浮き」技術の獲得過程』
「背浮きバタ足」は、伝統的学習形式と考えられます。1980年代には、一部の小学校指導者は実践していました。
今日では救命方法として、「背浮き」が知られるようになりました。
「背浮きバタ足」の概略は、以下のようになります。
「はじめて25m泳いだときの泳ぎ」に「背泳ぎのバタ足」が多数を占めています。「背泳ぎのバタ足」は、「背浮きバタ足」ともいいます。
「背浮きバタ足」は、背浮きの姿勢から足はバタ足をして、腰のあたりで手のひらを下に向けてパタパタさせて進む泳ぎ方です。

上図のように、手で水をすくうような形をつくり後頭部を下から支えてやります。指で頭をつかんだりしません。
補助者が頭を支えながら後ろ側に歩くと水の流れができ、背浮きバタ足で泳いでいる児童は、より楽に進むことができます。補助者が、「上手だよ」「おへそを上げて」等
泳いでいる児童に声かけをしてあげると、視線が声の方に向くので姿勢が楽になります。

背浮きは、上図のようになると沈んでしまいます。視線は真上で、「耳まで沈んで、おへそをあげる」ようにします。
指導のポイント「耳まで沈んで、おへそをあげる」
「背浮きバタ足」は、背浮きの姿勢がきちんとできると、手と足をヒラヒラさせていればいつのまにか25M泳げてしまいます。25M泳げたという自信が、その後の水泳生活をしっかり支えてくれます。
「背浮きバタ足」については、当ブログでも複数回取り上げています。(注2)
参考にしてください。
(注2)(参照)当ブログ 前掲
「背浮きバタ足」
「背浮きバタ足」の指導ポイント(2)
「背浮きバタ足」と「水慣れ」・「泳法指導」
「背浮きバタ足」はじめて25mを泳いだときの泳法1位
「水泳」(伝統的学習形式ー『背浮きバタ足』の威力)