「背浮き」技術の獲得過程
小学三年生の兄と四才の弟が、浅い水路で遊んでいます。兄は、「背浮き」技術を獲得しているので気持ちよく遊んでいます。
弟は、「背浮き」技術はもちろん、顔を水につけることもまだできません。兄の「背浮き」を真似しようとしますが、おなかの所で「くの字」に曲がった、「背浮き」ができない児童の特徴的な格好になっています。けれど水深が浅いので、怖くなったらすぐに手や足やお尻が、水底に着きます。安心して真似しています。
浅い水路、浅いプールなどで遊んでいるうちに、「耳まで沈んで、おへそを上げる」ような「背浮き」を身につけてしまうのが、楽しい「背浮き」技術の獲得方法です。
遊びの中で「背浮き」が身に付かなかった児童には、先輩の先生方から引き継がれてきた小学校の水泳文化「背浮きバタ足」があります。
それは次回に。
(参照)当ブログ 前掲
「背浮きバタ足」
「背浮きバタ足」の指導ポイント(2)
「伝統的学習形式ー『背浮きバタ足』の威力」