一刻も早く教室から出て行った生徒を連れ戻さなくては・・・

急いで廊下に出た。

男子生徒の肩を捕まえ・・・・「戻れ・・教室に戻れよ・・・」

出ていけといったり、戻れといったり・・・・

自分の行動が分からなくなってきた・・・

生徒たちの行動にうろたえ、どう対応していいかわからない。

「なんだよ・・・出て行けっていったのは先生だろう・・・」

ざけんじゃねえよ・・・自分の言葉に責任をもてよ・・」

くそ~・・・確かに言うとおりだ・・・感情が言葉に出ている・・

納得している場合じゃない・・・戻さなければ・・・・

騒ぎを聞いて、隣のクラスの担任が廊下に出て来た。  

「どうしたんですか?」

「ハア・・・つい怒鳴ってしまったら、みんな教室を出てしまい・」

恥ずかしさと情けなさで、言葉が出なかった。

「始業式の日にまずいですね。これから体育館で全校始業式ですよ。生徒がうろうろしていたら、まずいでしょう・・・」

あたかも迷惑そうな顔をしていた。

益々焦ってきた。明らかにうろたえている。                                                         

とにかく一人でも教室に戻そう・・・・廊下を走った・・・

他のクラスの生徒や担任も廊下に出て来た。

ほとんどパニック状態だった。

自分は何をしているんだ?

なぜこんなことをしているんだ?

どうすればいいんだ?

パニック状態のまま男子生徒を捕まえた・・・・そして・・・・

感情が爆発し・・・・・焦りと怒りが選んだ行動は・・・・・

「いいかげんにしろ・・教室に戻れよ・・・・」

彼の顔に平手打ちをしてしまった。

「やばい・・・・」

突き刺すような男子生徒の目が充血を帯び・・・・

「てめえ・・・やったなぁ・・・」

と、同時に男子生徒は私の胸倉を強く握りしてめいた・・・

「やられる・・・・」・・・とっさに思った・・・

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