「ご迷惑をおかけしました・・・申し訳ありません・・」

平身低頭・・・被害者の生徒と相手校の担任、生徒指導主任に謝り続けた・・・

「いや参りました・・・担任の先生がいくら謝っても、加害者本人に罪の意識がまるっきりないのですから・・・」

確かにタツジは傲慢でふてぶてしい態度だった・・・

一刻も早くこの場から去りたいと心の中では思っていたが、タツジの態度では、長引きそうな予感がした・・・

「殴りかかった理由を何もしゃべってくれません・・ずっと黙ったままです・・うちの生徒に聞いても、突然殴られてなんだかさっぱり分からないというのです・・」

同行した生徒指導主任が問いただした・・・

「タツジ・・・なぜ突然殴りかかったのだ?・・・理由があるだろう?なぁ・・理由はなんだ?? 」

「・・・・」それでも、タツジは黙ったままだった・・・

突然相手校の教頭が部屋に入ってきた・・

「実のこの子の父親は本校のPTA会長なのです・・・

実にまずいですね・・・保護者に連絡をしたのですが、加害者の生徒を自宅まで連れて来てくれと言うのです・・

状況によっては、警察に被害届を出すそうです・・」

まずい・・・・事がどんどん大きくなっていく・・・

結局、タツジと私と相手校の教頭と3人で加害者宅に行くことになった。

居間に通され、威厳に満ちた父親が目の前に座った・・・・

なぜか全て私の責任のような気がして、ビクビクしていた・・

「おたくが担任ですか??どうゆう教育をしているのですか?

おたくの学校では、暴行を推進しているのですか??

父親の私ですら息子に手を挙げたことはありません・・・

どう責任をとるというのですか?・・・・・

説明の如何にとっては、警察に届けますよ・・・」

一方的に私の責任を追及された・・・・

タツジが殴った理由を言わない限りどうしようもない・・・

ひたすらひたいを畳にこすりつけて謝罪し続けた・・・

「謝ってすむなら、警察はいらんでしょう・・・・」

怒りのあまり、声が震えていた・・・

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