京都古文化保存協会の「非公開文化財特別公開」の続きです。

深草駅まで戻り、丹波橋から近鉄に乗り換えましょう。

竹田駅で下車します。

少し歩いたところに安楽寿院があります。付近は白河天皇が造営した鳥羽離宮の跡地で、以降後白河法皇まで院政が敷かれた場所です。その鳥羽離宮の仏堂が起源とされています。現在は真言宗智山派のお寺です。

多くの荘園寄進があり財政的には恵まれていましたが、次第に在郷勢力に押領され衰退、火災に遭ったこともあり、秀吉が500石の寄進を行うことでようやく維持できることになりました。江戸幕府からも500石の領地を安堵されています。幕末の鳥羽伏見では新政府軍の本陣が置かれ、焼失を免れたようです。

安楽寿院では秀吉からの500石の朱印状や本尊の阿弥陀如来を公開しています。本尊は平安期のものですが、光背は明らかに時代が異なっている印象です。

安楽寿院の御朱印です。


竹田の周囲にはお昼を食べるところがないので市内中心部に行くことになりますが、混みますので観光客が来ないであろうタイ料理の店でお昼にしました。

観光客が来ないし美味しいしで満足できました。


今回の御朱印情報です。
円妙院  1種を大雲寺で授与。
大雲寺  1種を授与。
安楽寿院 1種を授与。

大雲寺は庭園を見ながららお茶を出している日がありますのでその時にお願いすれば書いてもらえるかも知れません。