名古屋の中村区と中心の錦の御朱印巡り、東山線の伏見駅に向かいましょう。

地下の商店街の突き当たりに伏見駅の改札があります。右手はお店が並んでいますが、左手の壁の向こうは東山線の線路だそうです。

栄で名城線に乗り換えて矢場町へ。若宮大路を東に歩くと萬福院があります。

萬福院は成田山新勝寺の名古屋分院です。

元は重秀法印により清洲に創建された真言宗智山派の寺院で、清洲越しで名古屋に移転しています。その後荒廃するものの1676年頃から整備され護摩堂などが建てられています。大正年間に成田山新勝寺から不動明王を勧請し本尊としています。

名古屋大空襲で焼失、1955年に再建されるものの、2002年に現在の栄5丁目に移転しています。元の敷地は三越の商業施設「ラシック」になっています。

萬福院の御朱印です。


矢場町駅付近に戻ると清浄寺があります。「矢場地蔵」として知られているお寺です。

尾張藩2代目の徳川光友が徳川家累代の祈願所として創建しています。空襲で焼失し、1957年に鉄筋コンクリートで再建されています。

本尊は越中立山の地獄谷から出現したと伝えられている延命地蔵菩薩です。その昔立山は「山中に地獄あり」と信じられ、地蔵霊場となっていたそうです。立山信仰の一つの形であったと考えられます。

清浄寺の御朱印です。


清浄寺の近くには「矢場とん」の本店がありますが、1時間以上待たないと入店できないのでパスしてお昼にしましょう。

「ユウゼン」であんかけスパです。

「オリーブ」というベーコンとほうれん草を炒めたものに目玉焼きが載っています。ベーコンとほうれん草が「ポパイ」なので「オリーブ」なのでしょうね。


締めは洲崎神社に向かいます。

9世紀後半に創建された神社で、当時この付近は海に面した砂州であったため洲崎の名前が付けられました。その後名古屋城の整備のために堀川が開削されるなどしたため社地が狭くなっています。

洲崎神社の御朱印です。


それでは名古屋駅に戻りましょう。

今回のお土産は知立の藤田屋「大あん巻き」です。どら焼きの皮を薄焼きにした生地に餡をたっぷり巻いたもので、最近はカスタードクリームや抹茶餡を巻いたものも売っています。

以前はJR名古屋駅のキヨスクで売っていたのですが取り扱わなくなり、現在は名鉄百貨店の地下1階に売り場を出して扱っています。餡の甘さが控えめなので大きなサイズですが飽きずに食べられます。近年名古屋駅周辺では高島屋の地下が人気で身動き取れないほどのお客さんで賑わうこともありますが、名鉄百貨店は観光客にはあまり知られていないのかスムースに買うことができますよ。


今回の御朱印情報です。
豊国神社  限定御朱印含め数種を社務所で授与。オリジナル御朱印帳あり。
常泉寺   限定御首題含め数種を庫裏で授与。オリジナル御朱印帳あり。
円頓寺   1種を庫裏で授与。書き置きのみ。
泥江縣神社 1種を社務所で授与。
福生院   4種を納経所で授与。
萬福院   3種を受付で授与。オリジナル御朱印帳あり。
清浄寺   1種を納経所で授与。
洲崎神社  2種を社務所で授与。