「第57回 京の冬の旅」の続き、同じく大徳寺の塔頭で特別公開の対象になっている芳春院も見に行きましょう。

加賀藩主前田利家の妻まつ(大河ドラマ「利家とまつ」のモデル)が1608年に創建したお寺で、前田家の菩提寺になっています。芳春院はまつの法号です。
その後1796年に焼失、明治期に荒廃しますが1875年に再興されています。以前から秋に公開されていますが、冬の旅では7年ぶりの公開だそうです。芳春院は毎年盆栽展もやっているのですが、盆栽展は別料金となります(冬の旅の入場券呈示で半額に割引)。
芳春院は本堂と庭園を公開しています。本堂では本尊の釈迦三尊像や芳春院の像、さらに画家の竹内浩一さんが描いたふすま絵を公開しています。芳春院の像は「利家とまつ」の放映を記念して制作されたものだそうです。まつ役の松嶋菜々子さんに何となく似ているとも言われています。襖絵は10年以上の歳月をかけ2016年に完成したものです。障壁画では珍しい狐を描いたものもあります。
また中根金作さんが設計した庭園も見事です。加えて楼閣建築として名作と讃えられる「呑湖閣」の外観を拝観できます。東には比叡山が見え、その先にある琵琶湖をイメージしています。

芳春院の御朱印です。
芳春院を出たところで11時過ぎ。珍しくこんな時間にこの界隈にいますので、千本北大路の洋食「おおさかや」に行ってみます。ハンバーグや海老フライといった洋食の定番がメニューに並びますが、冬の名物はカキフライ。ですが「とにかく時間がかかる」。下手すりゃ2時間かかるのです。なので何度も泣く泣くパスすることになりましたが、今回見たいお寺は見て回りましたし、開店前に着けますので行ってみましょう。
今回お願いしたのが「カキフライセット」です。カキフライとハンバーグの定食で、タルタルソースかポン酢が選べます。両方楽しみたい場合は+50円になります。作っているのがおっちゃんとおばちゃんの2人、若い女の子が配膳している小さな店で、席に通され注文を取りに来るのに20分以上、注文通してもらって料理が来るまでにさらに20分以上かかります。45分くらい待ってようやく到着。

待ったかいがありますよね。大きなカキフライで満足度が高いです。テーブルにソースもありますので、ソースでも頂けます。
お腹いっぱいです。これで1,400円です。おっちゃんに「美味しかったよ」と話しかけるとすごく喜んでくれました。

店の外はこの行列。お店を出るまでに75分ほどかかっていますが、これでも短い方です。2時間かかることを覚悟して並んで下さい。
バスで北野白梅町へ。エトルタでパンを買っておきます。「この前雪で大変でした 店の前の道が1週間くらい凍ってしまって」とのこと。おいしい食パンを買えました。
せっかくなので北野天満宮にもお参りしましょう。そういえば御朱印を頂いていませんでした。

菅原道真をご祭神として947年に創建された全国の天神社の総本宮です(総本宮は北野天満宮と太宰府天満宮の二宮になるそうです)。

元々この地にあった東向観音寺が造営し、観音寺が神宮寺となっています。

現在の本殿は1607年に豊臣秀頼が寄進したもので国宝に指定されています。

梅も咲き始めていました。

北野天満宮の御朱印です。
まだ時間に余裕がありますから少し足を伸ばして下鴨のフレンドフーズに行ってみます。こだわりの食材を全国から集めたスーパーで、東京で言えば紀ノ国屋や成城石井が近いかも知れません。

このフレンドフーズが2019年12月に突然閉店した錦小路の「井上」を店内で復活させているのです。井上さんは種々の事情で135年の歴史を持つお店を閉じたのですが、フレンドフーズの社長が「お客さん待ってるんでしょ」と井上さんの元店主を口説き、2020年にフレンドフーズの社員として店主と娘さんを雇う形で井上さんの味を復活させました。井上さんの法人は清算されず今も残されており、ゆくゆくはもう一度お店を持って欲しいとの想いがあるそうです。
ということで・・・ありました。帰宅して夕食で頂いたのですが、間違いなく井上さんの味です。よかった。本当によかったです。
昨年末に行ったので今回は見送りとした「壽聖院」はどうやら一部の襖絵をしまって展示物を置いているそうです。昨年末はお客さんが少なくじっくり襖絵を見ることができましたので、年末に行って正解だったと思います。
ネットでの拝観予約ですが、三玄院は優先入場できますから予約を入れることを強くオススメします。理性院・芳春院は予約チェックなしでした。
今回の御朱印情報です(特記ない限り御朱印料は300円)。
理性院 1種を拝観受付で授与。500円。書き置きのみ。
三玄院 1種を拝観受付で授与。書き置きのみ。
芳春院 1種を拝観受付で授与。書き置きのみ。
北野天満宮 10種を授与所で授与。直書きは1種のみ。500円。オリジナル御朱印帳あり。

加賀藩主前田利家の妻まつ(大河ドラマ「利家とまつ」のモデル)が1608年に創建したお寺で、前田家の菩提寺になっています。芳春院はまつの法号です。
その後1796年に焼失、明治期に荒廃しますが1875年に再興されています。以前から秋に公開されていますが、冬の旅では7年ぶりの公開だそうです。芳春院は毎年盆栽展もやっているのですが、盆栽展は別料金となります(冬の旅の入場券呈示で半額に割引)。
芳春院は本堂と庭園を公開しています。本堂では本尊の釈迦三尊像や芳春院の像、さらに画家の竹内浩一さんが描いたふすま絵を公開しています。芳春院の像は「利家とまつ」の放映を記念して制作されたものだそうです。まつ役の松嶋菜々子さんに何となく似ているとも言われています。襖絵は10年以上の歳月をかけ2016年に完成したものです。障壁画では珍しい狐を描いたものもあります。
また中根金作さんが設計した庭園も見事です。加えて楼閣建築として名作と讃えられる「呑湖閣」の外観を拝観できます。東には比叡山が見え、その先にある琵琶湖をイメージしています。

芳春院の御朱印です。
芳春院を出たところで11時過ぎ。珍しくこんな時間にこの界隈にいますので、千本北大路の洋食「おおさかや」に行ってみます。ハンバーグや海老フライといった洋食の定番がメニューに並びますが、冬の名物はカキフライ。ですが「とにかく時間がかかる」。下手すりゃ2時間かかるのです。なので何度も泣く泣くパスすることになりましたが、今回見たいお寺は見て回りましたし、開店前に着けますので行ってみましょう。
今回お願いしたのが「カキフライセット」です。カキフライとハンバーグの定食で、タルタルソースかポン酢が選べます。両方楽しみたい場合は+50円になります。作っているのがおっちゃんとおばちゃんの2人、若い女の子が配膳している小さな店で、席に通され注文を取りに来るのに20分以上、注文通してもらって料理が来るまでにさらに20分以上かかります。45分くらい待ってようやく到着。

待ったかいがありますよね。大きなカキフライで満足度が高いです。テーブルにソースもありますので、ソースでも頂けます。
お腹いっぱいです。これで1,400円です。おっちゃんに「美味しかったよ」と話しかけるとすごく喜んでくれました。

店の外はこの行列。お店を出るまでに75分ほどかかっていますが、これでも短い方です。2時間かかることを覚悟して並んで下さい。
バスで北野白梅町へ。エトルタでパンを買っておきます。「この前雪で大変でした 店の前の道が1週間くらい凍ってしまって」とのこと。おいしい食パンを買えました。
せっかくなので北野天満宮にもお参りしましょう。そういえば御朱印を頂いていませんでした。

菅原道真をご祭神として947年に創建された全国の天神社の総本宮です(総本宮は北野天満宮と太宰府天満宮の二宮になるそうです)。

元々この地にあった東向観音寺が造営し、観音寺が神宮寺となっています。

現在の本殿は1607年に豊臣秀頼が寄進したもので国宝に指定されています。

梅も咲き始めていました。

北野天満宮の御朱印です。
まだ時間に余裕がありますから少し足を伸ばして下鴨のフレンドフーズに行ってみます。こだわりの食材を全国から集めたスーパーで、東京で言えば紀ノ国屋や成城石井が近いかも知れません。

このフレンドフーズが2019年12月に突然閉店した錦小路の「井上」を店内で復活させているのです。井上さんは種々の事情で135年の歴史を持つお店を閉じたのですが、フレンドフーズの社長が「お客さん待ってるんでしょ」と井上さんの元店主を口説き、2020年にフレンドフーズの社員として店主と娘さんを雇う形で井上さんの味を復活させました。井上さんの法人は清算されず今も残されており、ゆくゆくはもう一度お店を持って欲しいとの想いがあるそうです。
ということで・・・ありました。帰宅して夕食で頂いたのですが、間違いなく井上さんの味です。よかった。本当によかったです。
昨年末に行ったので今回は見送りとした「壽聖院」はどうやら一部の襖絵をしまって展示物を置いているそうです。昨年末はお客さんが少なくじっくり襖絵を見ることができましたので、年末に行って正解だったと思います。
ネットでの拝観予約ですが、三玄院は優先入場できますから予約を入れることを強くオススメします。理性院・芳春院は予約チェックなしでした。
今回の御朱印情報です(特記ない限り御朱印料は300円)。
理性院 1種を拝観受付で授与。500円。書き置きのみ。
三玄院 1種を拝観受付で授与。書き置きのみ。
芳春院 1種を拝観受付で授与。書き置きのみ。
北野天満宮 10種を授与所で授与。直書きは1種のみ。500円。オリジナル御朱印帳あり。