竹生島の宝厳寺への参拝と風景印・小型印巡りの続きです。

30分で長浜港に到着。暑いです。

とりあえず長浜駅に向かい、米原方面の電車の時刻を確認し風景印をもらいに行きましょう。

本局である長浜郵便局までは歩いて15分ほどと遠いです。熱中症にならないよう注意しながら歩いてゆきます。

風景印と小型印をお願いすると小型印は3種類あるとのこと。全部お願いしました。

風景印は長浜城と曳山です。毎年4月に行われる曳山は今年は中止となりました。

小型印は「戦国ワンダーランド」の一環で、近江八幡の信長に対し浅井長政の家紋です。

もちろん長浜発展の礎となった秀吉の五三桐もあります。

さらには石田三成も長浜の出身ですので三成の小型印もあります。

長浜郵便局と長浜駅の間に長浜元浜郵便局があります。

観光客の集まるエリアからやや外れておりのんびりしています。

長浜元浜局の風景印です。こちらも曳山が描かれています。


次の新快速はあと数分で発車します。さすがに暑くて「茶しん」のイタリアン+ホワイト餃子を食べる気になりませんし、名物の焼き鯖そうめんを食べる時間もありません。すぐ電車に乗り彦根で遅いお昼にします。

彦根に到着。代わり映えしないJRの電車よりも近江鉄道の電車の方が面白いですよね。近江鉄道は西武系の会社で、車両は西武鉄道で廃車になった車両をもらってきて彦根の自社工場で改造して作っています。

予算も人員も限られる中でペースは遅いものの、運転台を接合するなどの改造技術を今も維持しており一目置かれる存在だそうです。大手私鉄では京阪がある程度の車両改造技術を維持していますが、西武など他社では既に失われたところが多いと言われています。

ひこにゃんの分かりやすい案内です。

遅いお昼はこちらで。

滋賀県を中心にお店を展開しているちゃんぽん亭です。なのに「麺類 をかべ」の看板が上がっています。1963年に麺類が中心の食堂「をかべ」が彦根で開業、その後経営者が変わり「をかべ」の名物だったチャンポンにメニューを絞り「ちゃんぽん亭」として展開を始めたためのようです。

あまりにも暑いのでチャンポンではなく夏限定の韓国冷麺にします。あー冷たくて美味しいです。


それでは彦根郵便局を目指します。

途中に彦根駅前郵便局があります。

彦根駅前郵便局の風景印です。もちろん彦根城が描かれています。

こちらから徒歩数分で彦根郵便局です。

「ご自分で押しますか?」と言われましたがやめときましたhi

彦根郵便局の風景印です。彦根城と多景島が描かれています。多景島も琵琶湖に浮かぶ島で、こちらは日蓮宗の見塔寺がありますが無住で本土にある見塔寺の別院が管理しています。熊本にはくまモンの風景印があるそうですから、市内でひこにゃんの風景印を作ってもいいのかな、と思います(過去に小型印はあったとのこと)。

こちらの小型印はもちろん井伊直政に因み井伊家の旗印です。彦根藩は直政から明治まで転封されることなく続き、最盛期には35万石(現在の東京都世田谷区の約半分も彦根藩領)と譜代大名では最高の格を誇りました。

しかし桜田門外の変の責を問われ減封、長州征伐では赤備えが目立ちすぎ狙い撃ちにされるなど幕末は逆風続きで、幕府も彦根藩に冷淡であったため倒幕派に転換しています。これで結果的に井伊家は存続し、十六代当主の井伊直愛は1953年から9期にわたり彦根市長を務めています。ちなみに十八代当主は彦根市職員で彦根城博物館の館長さんです。


帰りは駅前のスーパー平和堂でお総菜を。平和堂の名物は鶏の唐揚げで、ショウガのきいたタレに漬け込み冷めても美味しいのが特徴です。暑いので今日はここまでとします。

「戦国ワンダーランド」の小型印はこのほか水口・八日市・大津中央局でも押してもらえます。水口と八日市は近江鉄道の沿線になるので不便なのが残念です。


最後に御朱印情報。
宝厳寺     3種を納経所で授与。
都久夫須麻神社 1種を授与所で授与。ただし自分で押すスタンプ形式で現在はコロナで休止中。