■序
船マニアなので船に関するポストがSNSのタイムラインをしばしば流れてくるのだが、2025年夏に異様に安いクルーズ船のチケットに関する情報が流れてきた。
なんと2026.1月下旬に3泊4日で1人約2.5万円台~。おまけに出航が土曜日。
クルーズ客船というとだいたい20万円~30万円/人程度で期間は一週間とかなので、社会人的には費用もさることながら休みを取るのが難しい。
帰路を入れても総額数万円単位だろうし平日2日間有給というちょっと強引なマネは必要だが、出来なくはない領域。
これは千載一遇、変な旅行をする民としては行くしかない。
半年後の業務状況とか知らんがなんとかなるだろう。
該当の船舶はジャパネットでよく売られているMSC Bellissima。
多少金はあって休みはいくらでもある老年層に目を付けるジャパネットの慧眼よ。
ジャパネット効果かこの船、あちこちで「親戚が乗ったことあるらしく~」て話を結構耳にするようになった。
今回の激安航路はいくつかの旅行会社が売りに出していたが、最安だったIMAで予約。
予約システムもMSCと直結しているようで、おそらくMSCのクルーズはここが最安ではないか?
どうせ一生に一回しか乗らないだろうから奮発してバルコニー付の部屋にしておいた。
奮発(34,000円/人)。ほぼ変わんねー。
※港湾諸税やサービスチャージが別途必要
この船の乗船記なんてネットに溢れているので、事物より自分の感想メインにする。
■2026年1月 day1
乗船日。
あまりにも巨大すぎて手前のターミナルがオモチャのように見える。
全長315m、高さは約70mと20階建て以上のビル並。
駆逐艦なら敵に見つかりづらくサッサと動ける形に、貨客船なら人や荷物の出し入れがしやすくいつでも経済的に走れる形になっているが、こいつはできるだけ多く快適に客を乗せて海をチンタラうろつくという、船としては特殊すぎる用途ゆえ異形な船になっているともいえる。
ここに来るのは2021年の冬にドイツ艦が遠路はるばる寄港したのを見に来て以来だが、その際はガランとしていたターミナルはごった返している。
出航は夜中なのに乗船指定時刻は15時~。
5,000人規模の客の乗り降りはかなり時間をかけて分けて行われるよう。
これ系の、臨時に行われてる出入国窓口からの出国は初めてなので新鮮だった。
ほぼ同じ位置から撮影した2021年の写真がこちら。
船のサイズ感の対比が違いすぎる。
乗船すると天井一面が液晶の、2層の通路になっている。
豪華というよりは変形版イオンモールみたいやな...。
部屋には最初からドアノブにカードキーがかけてありそれで入室。
ビジホといいホテルの中間くらい?特に不満はない部屋である。
かなり海が荒れていたようで1時間延着しており、バルコニーは天然塩製造所状態。
デカイ。背景に浜松町。
海外船で共同浴場のカルチャーは薄いからか、シャワーとトイレは各部屋にあり。
乗船して一息入れつつスケジュールを確認していたら、なんと夕飯が17:30~で固定。
はえーよ!
おなかが空いたらいつでも来てね!的なホスピタリティを想像していたがそういうのは無いらしい。
17:30~と19:30~の2部制(選べない)、後者はそれはそれで遅くない?
片方をいい時間にするとどっちかが早すぎ、遅すぎになるから運営もそこで妥協するしかないんだな。
ちなみに、1人で乗船した場合は1人で乗船したほかの客と相席で固められることが判明。
1人で乗船してくる人というのは多分考慮されていないのだろう。
いちおうコース料理。
それぞれのカテゴリから好きなメニューを1種選択して注文する。
ウェイターはほぼ日本語を解さないが、メニューには日本語が併記。
料理は別に不味くはないが、一級品かと言われると...?といったところ。
田舎の結婚式場のコース料理に近い品質かもしれない。
紅ショウガみたいな色のリゾットは美味かった。
ウェイターから薦められる飲み物はボトルドウォーター含め別料金。
断るのも無粋が過ぎるから頼んだが、価格帯は800円~1500円程度といいお値段。
船内通貨は米ドルであり、昨今のドル円レートがひどいのも効いていると思われる。
することもないので、今回付いてきてくれた異様にノリのいい大学時代からの友人とバーラウンジで語らうことにした。
東京の夜景が美しい。船の意匠はやはりなんかお下品...?
なんかこう、郊外の高速道路インターチェンジの周辺的な...
当然真冬でコートを羽織っていても寒い。
プールにはチャレンジャーが入らないようネットがかぶせてあった。
上はバーで下がジム。なんでもござれ。
むろんこれ系のバーは別料金だ。一杯10ドル(1500円)超えを覚悟せよ。
別料金系は人気がないのか、レストランの混雑のわりにバーラウンジは静かで夜景もよく見え、大変気分がよかった。
コーラかな
21:55頃に離岸して出航。
東京湾の夜景を肴に、おじさん同士素敵なおじさんタイムを過ごし部屋に戻って就寝。





























