自作7MHzダイポールアンテナの測定 | JF2ABZ むっきーの無線日記

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  結果は良好

NanoVNAにて自作の固定局用の7MHzダイポールアンテナの測定をしてみました。まあ、大体の状態はSWR計で見ているので分かってはいましたが実際に測定して全体の状態を確認というのは初めてやってみました(笑)
バンド内はSWR値ほぼ1.5以内で同調点では1.02、7.120MHzで日々の運用周波数に合っています。割に広帯域か?(笑)

 

  実は変形アンテナ

このダイポールアンテナは実は基本となる形から若干変形というかセオリーから少しだけ離れています。基本的にはアンテナエレメント(ワイヤー)は一直線上にするべきなのですが、土地の形状に合わせて給電点で支える形で中心にして上から見て90度の角度に張っています。実は、おまけ的に入れたソーターバランがかなり良い仕事をしていて、これが無ければ全然飛びの悪いアンテナになっているところです。実は作成当初はバランは入れてませんでしたが、聞こえる割に応答率が余りよくなく、また、ちょっとだけですが、妻のPCに回り込んでいたのがきっかけで入れました。給電点の円筒形の物体が自作のバランです。

 

  自作のヒント

もし、同じような自作でアンテナを作りたいという方には作り方のヒントをお知らせします。まず、難しいのが周波数調整をどうするかなのですが、私は画像にあるように切断して調整するのではなく、折り返して調整しています。もし切りすぎたりすると面倒なことになるので昔からこの方法を使っています。もちろん、希望する同調点が変わった場合は容易に変更が出来る点も利点があります。
バランは自作ですが、これはソーターバランというものです。中身はHF用のトロイダルコアに1.5D-2Vを20回ほど巻いたものです。芯線を片方のエレメントに、網線を反対のエレメントにつなぐようになっています。

 

因みに・・・・ポールの長さが短くて給電点の地上高が4m程しかありません。理想はもっと高くしたいところなのですがまあ、色々な制約でこうなっています。しかし、国内にはこの方が良く届くようです。