ICに触れられることってあまりないと思うのですが、MCを語るときにはICは育っている前提のことが多いのではないかと思います。自分ではあまりどうしようもないというか…
その人の育ってきた環境のうち、親がどうしてくれたか?というのは主に月で見ることができますが、ICでは育ててくれた人の態度や、あるいはそれによってできた「行動の前提」が分かることがあります。
アセンダントは「行動の動機」です。
同じようで微妙に違う。
例えばICが固定宮であれば何をやるにも腰が重いとなるか、または動かなくて済むように整えるという感じになりやすいのですね。でも、太陽や火星が活動宮だとそうは言われないから、「そんなに行動的じゃないのになぁ…」なんていうもやもやが残ることがあります。理由として、ICに触れられないのが原因ではないかと思います。
アセンダントは急に何かを振られたときにどう反応するか、という「反射」「反応」の部分でもあります。
私は射手座なのでとりあえず「いいよ」って言っちゃう。で、あとから調整する。みたいなことが多いんですね。
これは例えば友達とかに「この日空いてる?」とか「ここ行かない?」って言われたときに断ることはまずなくて、よく考えないで予定を入れちゃってすっごい急いで移動しないといけない、とかそういう感じに出やすいです
基本、言われたら断らないのは射手座的かなと思いますが、まぁ適当って言われればそれまでです。だってスケジュール把握してないもん
でも、例えば何かが気になった時…展覧会とか映画とか、「見てみたい」と思った時には「行かない」という選択肢はありません。これはICの部分です。誰に誘われたというわけでもないので、もちろんアセンダントとの組み合わせもあるとは思いますが、「いつ行こうかな」と行く前提で自分の中で話が進んでいます。
私は個人天体のうち4つが固定宮ですから、基本的には「そっちがこっち来い」という、大変傲慢なものの考え方なのですが(もちろん私の場合は、です)その割にはフットワークは軽いので、それはICによるところが大きいなと思います。
調子のいいことだけ言ってなかなか話が進まない友人などはやはりICが固定宮なので、ここの差は案外出やすいです。
同じ固定宮と言っても獅子座と蠍座では全然違います。獅子座の場合は「私が誘ってるんだから行くよね?」という、断られない前提で話が進むし、蠍座の場合は「私がここまで言ってるんだからそっちが誘いなさいよ」という、最終的な決定打を相手に委ねる部分があります。
ICはMCに向かうための前提でもありますから、ここがどうなっているのかを分からずしてMCの実現はありません。
ホロスコープ上、対になっているものはどちらかだけをやればいいということではなく、両方をやって初めてうまくいくと考えて行動する必要があります。