カスプとは、ハウスを分割した時のハウスの入り口、境界線のことです。

 

先日ようやくおすすめされていたインターステラーという映画を見ていたら

「カスプ」という言葉が出てきました。

そこでは「(尖点)」と注釈が書いてありました。

 

カスプとは「とがった」という意味があります。

 

 

 

さて、カスプについて。

 

これはそのハウスが何色の表札を掲げているか、

ということに近いと思います。

 

例えば私は2ハウスのカスプが山羊座ですが

稼ぐときには王道で、というのが私の2ハウスの価値観ということになります。

 

そしてそのルーラーが土星で、これがカスプルーラーと言われるもの。

 

これは12ハウスに飛んでいますから、

2ハウスで稼いだお金は12ハウス的なことに使うと良い、

ということになりますね。

ルーラーが飛ぶ先を見ることで

そのエネルギーがどのように流れているかを見ます。

 

カスプのサインではその価値観、

ルーラーの飛ぶところまで見ることでエネルギーの流れが分かります。

つまり、カスプとカスプルーラーを見る意味は全然違うということです。

 

ここが意外とごっちゃになる人が多いようで、

立て続けにたまたま、期も何もかも違う生徒さん複数人から

 質問を受けました。
 
 
アセンダントで説明すると分かりやすいかもしれません。
アセンダントは1ハウスのカスプです。
私なら射手座。
なので1ハウスの価値観が射手座的ということです。
ま、いっか大体で。
って私がよく言うのはこの部分です。
本来は私は蠍座が強いので「大体で」という価値観はなさそうに見えますが
警備員をしているときにその職場の年上の人に
「大体でいいんよ」
と言われた時に衝撃を受けたんですよね。
「大体でいいことってあるんだ!」
みたいな。
今まで私は母親から散々「ちゃんとしなさい」と言われて育ってきたのに
ここへきて「大体で」と言われる。
…なかなかの衝撃でした。
 
 
そして、その木星(射手座のルーラー)は3ハウスに飛んでいます。
このことがあってから
こだわらなくても死なないところは(この考え方は蠍座的ですが)
こだわらなくて良い、ということを

行く会社行く会社で後輩や部下に言うようになりました。

メリハリって大事よね、みたいな。

この「言う」というのは3ハウス的です。

 

 

本来は私は白黒はっきりさせないと気が済まない性格ですが

(乙女座の月)

何でもかんでも白か黒かで片付けられるようなことばかりでもないよなぁ、

と社会人になってから気づいたので(遅っ滝汗)

人に強要しないという意味でも

射手座的な人に出会ったのは良い事でした。

 

 

 

ここからはカスプとそのルーラーには関係のない話ですが…

 

元来私は適当な人間であるのに

乙女座の月の部分を握りしめていたために

いつまでも四角四面の面白味のない真面目だけが取り柄の人生を歩んでいたので

そりゃあおかしなことになるわな、と今になって思えば分かります。

しかしその時にはそういう価値観を持っている人が周りにいなかったので

(いたんだろうけど気づかなかった)

それでアセンダントに関する発見が遅くなったのです。

 

これはもしかしたら、天王星の「覚醒」が

その時にあったかもしれません。

天王星がアセンダントに乗っているため、

自分に対する発見がその人をきっかけにもたらされた可能性もあります。

価値観が変わった言葉なんて

そう人生で多く見つけられるものではないと思うので。

 

これはその当時のトランジットの冥王星が

自分の天王星にタイトにコンジャンクションしていたというのも

関係しているかもしれません。

 

 

 

 

 

 ■現在ご提供中の講座

集中して学びたい,グループ講座が苦手
継続講座スケジュールに合わない方へ
  個別講座をご用意しております

 

現在受付中の鑑定メニューはこちら