水星逆行が終わった。

水星逆行なんて年に何度もあるからいちいち気にしていたらきりがないし、女性には分かるかもしれないたとえとしては「あ、生理ね」ぐらいの感覚である。気が付いたら逆行しているし、気が付くと終わっている。それが水星逆行だと思っていた。

別に逆行期間中でなくとも電車の遅延はあるし、メールの不具合なんてそんなのグーグルのせいだし、特に気にする理由がなかったのである。

が、今回はなぜか私にはダイレクトに来た。

まず隣のデスクの人とそりが合わない。なぜかわからない。急にである。

そして私は仕事においては基本的に何でも平均的にできると思っているのだが、それもミス連発だった。なぜか分からない。これも急にである。

過去のことを話す機会が多かった。これも分からないが、さして珍しいことでもないのだが、それにしても過去にあった嫌なことを引っ張り出してくる機会が多かった。

そして極め付きにはとんでもない夢を見た。これは夢診断をしてもらったので解決というか納得はしたのだが、海王星にコンジャンクションしていたからかな?と何となく思っている。

 

で、水星逆行が明けた日から隣のデスクの人とは普通に話すようになったし、ミスもしていない。

過去のことは、逆行が明ける前に話す機会があったのだが、諦めがつくというか、自分のコンプレックスが一つなくなった。私のコンプレックスの一つというのは学歴である。うちはいつぞやの自己紹介に書いた通りトンチキ両親であったから、学力はあったのに大学には行かせてもらえなかった。その学力については、高校への進路を決める時点で大学には行かせないと通告されていたためにあまり気にしておらず、自分の偏差値でどの程度の大学に行けるのかと言うことには全く目が向いていなかった。

ところがこの過去の話をしているときに、実は頑張れば日本全国誰でも知っているような大学に行けた説が浮上したのである。当時私は偏差値が平均で63とかそれぐらい、国語だけが妙に良くて調子が良ければ75オーバー、調子が悪い時で70を超えるぐらいであった。のだが、大学に行く予定もないので偏差値の基準もよくわかっておらず、一番苦手な英語に至っては55ぐらいをたたき出して母親にひどく怒られたものだから、自分の偏差値が全国的に見てどの程度に値するのか理解していなかったのである。ところが国立の大学を出たうちの同居人は、英語では40を記録したという。そんなんで国立大学に行けるって、じゃあ私は一体…と愕然としたのである。

まぁもちろん、大学には行かせない、と言われてはいそうですかと承ったわけではない。奨学金制度ではだめなのかとか、アルバイトをしてはだめなのかとかいろいろと策を講じる旨伝えたのだが、学生の本分は勉学に励むことであってバイトをすることではない、それで成績が落ちるなら本末転倒であるということと、全額奨学金になったとして生活費は誰が出すのかという真逆のことを一度に言われて目を白黒させている間に高校を出たら世の中に放り出されることが決定したのである。

私は高校からの進路を決める当時簿記の楽しさに目覚めて、そして何かの先生になりたかったので(当時好きだったRIPSLYMEの影響である)、そういう系統の専門学校に行くことも視野に入れていた。これだけの成績なら仕方ない、と親を実力でねじ伏せるために専門学校の体験入学に行って模試を受け、そこの担当教師にも「この成績だったら奨学金も出すし、是非うちに来てほしい」とリップサービス込みで言われたことを報告したが、トンチキなうえに頑固なうちの母の意見は覆らずに玉砕した。そしていまだにこの学力コンプレックスを抱えていたのである。いくら頭が悪かろうが、お金をかけさえすれば「大卒」と言えるのだ。私はいつかこういう人たちを出し抜いてやろうと思っていた。

大学を出たら必ず幸せになるわけではないが、大学を出ないとその選択肢すら与えられないのだ。しかし今になって分かるがそもそもそういう家庭を選んで生まれてきたのはほかならぬ自分であるから、ここにコンプレックスを抱くのも本来おかしな話なのである。

で、この逆行が明ける寸前にこの話をしたら学歴と本当の意味での頭の良さというのは比例しないのだな、とよくよく理解できたので、私はこれからの自分の人生に自分のエネルギーを賭けよう、と決めたんである。

この時間の自分のホロスコープを見ると何やら色んなアスペクトを取っていたが、自分の金星がトランジットのキロンと角度を取っていたのが一番大きいのかもしれない。古い「禁制」を解かれた、という瞬間だったのかなと推測する。解くためには忘れていてはどうしようもないから一旦蒸し返して嫌な気持ちすら思い出して、それから「もういいや」と解放させたのだろうと思う。

 

そんなことがあったすぐに私は家で一人で過ごしている。もちろん友人知人とは会うのだが、家の中では一人の時間を過ごす。こんなにタイミングのいいことがあるだろうか。またチラシの裏にでも(うち新聞取ってないからチラシないけど)いろんなことを書き連ねて、いるものといらないものを精査する時間にしようと思う。

 

 

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