今日は合併症について書きますね。
合併症についてメッセージをいただくことがありますので、
少しずつ書いていきたいと思います。
糖尿病患者さんの合併症には、血管に関係する様々な疾患があります。
その中でも、糖尿病の三大合併症と呼ばれる3つをご存知でしょうか。
腎機能が低下する糖尿病性腎症
目に起こる糖尿病性網膜症(眼底出血)
手足に起こる糖尿病性神経障害(しびれや痛み、感覚障害等)※手足以外の症状もあります。
この3つの合併症は、血糖コントロールが上手くいかない事が原因で細い血管に障害を生じる病態のことを言います。
当たり前に思われるかもしれませんが、この3つの合併症は、糖尿病の方特有に生じる病態です。
つまり血糖値の変動(高血糖だけでなく低血糖も)期間がどのくらい(何年)かという事が大きく関係します。
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「自覚症状がないからまだ大丈夫」と思って過ごしている期間が、知らず知らずの間に合併症の発症、進行に繋がっていることも考えられます。
しかし、誤解していただきたくない事は…
必ずしも○年間血糖値が高かったら絶対にこの合併症になる。と決まっているわけではありません。
もう一つは、決してただ「脅してやるー」と思って合併症の恐さを伝えている人はいないと思います。
私も、もちろんそうです
いつもお伝えしている事ですが「今ここで気づけてよかった」「話を聞いておいてよかった」
と、一人でも多くその方に必要な気づきを与えられますように。合併症を起こす前に予防できますように。という思いでこのような記事を書いています。
血糖値の大きな変動が血管に悪い影響を与えていても始めは自覚症状がありません。
糖尿病の合併症は進行すると元に戻すことは難しいです。
「痛くなってから。体が怠くなってから。数値が凄く悪化してから。目が見づらくなってから。」
その一歩手前の段階から何も症状のない時に今できること。これから気をつけたいことを知っておくことが必要です。
繰り返しになりますが、今回の記事で最も伝えたい事はここですね
「○年間血糖値が高いと合併症が起きる!」とは決まっていない。だからこそ
人それぞれ合併症の出方は違うからこそ!
「血糖値が高めです」と指摘されてからどのくらいの期間が経っているのかを把握したうえで定期的な検査・発症・進行状況を知ることが重要となります。
合併症について、患者さんの言葉をお借りしてこれから少しずつお伝えしていきたいと思います
関連記事:糖尿病の合併症について
参考文献:糖尿病まるわかりガイド
病態・治療・血糖パターンマネジメント
