おはようございます
今日は前回の目次より抜粋した内容についてです。
糖尿病性腎症について
人の尿を作る機能は、腎臓の糸球体という場所が関わっている。
糸球体は血管の塊でできている。
細い血管が高血糖や高血圧などの影響でダメージを受けた結果糸球体の機能が低下することが糖尿病の方の腎機能低下の要因となっている。
それにより、通常は尿に出てくる事のない、栄養素として体に必要なたんぱく質が尿に漏れ出てきてしまう。
この、尿にたんぱく質が漏れ出てき始めた初期の時期を早期腎症(腎症2期)と呼ぶ。
自覚症状がないまま腎症2期(早期腎症)→腎症3期→腎症4期と進行する場合がある。
腎症4期まで進行した方は、人工透析導入の可能性に向けて準備が必要となる。
腎症3期以降は食事制限が必要となる
腎症3期の食事療法はたんぱく制限食と塩分制限食が中心
糖尿病患者さんが主治医の先生に
「腎臓の機能がちょっと落ちてきているから、気をつけてね」
「今はすごく悪いわけではないから、経過を見ていきましょう」
と言われたら、何に気をつけたらよいのでしょうか。
尿検査:尿中アルブミンの検査で基準値より少し高い数値の患者さんに対して、このように説明されることが多いと思います。
この時期の方(尿中アルブミン30‐299)が
「腎症2期」の方に該当します。
(eGFRやクレアチニンの数値はここでは触れません。)
この腎症2期の段階では腎症の症状は出ません。
症状がないため腎臓の変化にきづくためには定期的な血液検査・尿検査を行い、腎機能の状態を経過観察していくことしかありません。
また、腎機能に大きく関係する糸球体(血管の集合体)にダメージを与える要因を1つでも減らすことが重要となります。
糸球体にダメージを与えてしまう要因は以下です。
高血圧
脂質異常症
肥満
喫煙
早期腎症と呼ばれる腎症2期の方にとっての
「気をつけてね」は
この、腎機能低下に繋げてしまう要因を1つでも減らすことと言えます。
そのため、必要な方には
血圧を下げるための薬が出されたり、LDLコレステロールや中性脂肪、血糖値のより良いコントロールのために薬が調整されることがあります。
しかし、これらの要因は(とくに喫煙や体重)、患者さん自身の生活習慣によって左右される部分が大きいことは事実です。
この理由から、医師からは、腎機能低下のリスク因子を少しでも減らすことが必要だという説明とあわせて「気をつけてね」と言われます

「きをつけてね。経過を見ていきましょう」
という言葉には、医療的な介入と合わせて生活習慣の改善をすることで一緒に腎臓を守っていきましょう。という意味が込められています。
診療時間内になかなか、詳しい説明を聞けない場合もあると思いますが
腎臓の仕組みや、ご自身の腎機能について知ることがとても大事です。
これを機にご自身の腎臓について少し考えられるきっかけになれば嬉しいです

今日は
老人ホームの調理のお仕事
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