爆弾事件をネタにしない岸田総理、その姿勢はアッパレだが..... | PetipetitRetire!

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 1度目は悲劇として、2度目は喜劇として 

 15日の和歌山の爆弾事件でワイドショーはお祭り状態である。さすがにWBCネタも尽きてきたところに、ウサギが勝手に木株で転んでくれるのだから、やめられない。しかし、このおいしいネタを、岸田総理は同日の和歌山駅では使ったが、千葉に移動してから、また翌日以降も演説にはあえて入れなかった。総理の美意識というか、性格である。この点は好き嫌いが分かれるところだ。やはり保守本流であるという、筋目の正しさというか、矜持がそうさせるのであろう。

 しかし、アメリカのトランプや、日本の維新などは、ここぞとばかりに利用して、一気にたたかみかけにいくだろう。総理はそういった外連味がない、はったりをしないのである。まあしかし、日本を改革しようとか、これから起こるかもしれない国難とも言える経済危機を乗り切るためには、やはりパワーが足りないようだ。どうも、大平、宮澤などのような総理になりそうである。同じ派閥でも池田や、はったりと言えば、田中や小泉、安倍などの理屈にあわなくてもワンイシューで突き進む迫力に欠ける。面白みに欠けるのは致し方ないが、この手の人物が、突然、一念発起で勝負をかけるとき、滑るどころか、にっちもさっちもいかなくなるのである。

 まあ、雑賀崎漁港などという、およそ総理の遊説にふさわしくない場所を、誰がどういう思惑で選んだのか知らないが、ここにのこのこついて行く政治家達のなんと間の抜けたことであろう。本来なら自民が圧勝であるが、ぽっと出の維新候補に猛追され、このていたらくであるから、国民民主の岸本に負け続けたのである。犠牲者が出ずに、連日テレビやYouTubeで発信されて、全国的にも雑賀崎を「さいかざき」と呼んでもらえるようになったのはよかった。落ち着いたら、漁港市を再開し、名物のアシアカエビを食べたいものだ。5月の「和歌祭り」では、赤シャツでそろえるくらいのボケをかましてほしいものだ。

 そんなことばかり、言っていられない。先週から日経平均は連騰を続けている。そのうち、天井でまた下がっていくのが、東京市場の良いところである。あがったり下がったりをしてくれている限り、安定して小遣い稼ぎが出来るので、今週ももう少し上がるかもしれないが、熊君がアップも終わり、登板を待っているので、週後半あたりに期待しよう。FIRE!