日経新聞の夕刊に、

あすへの話題というコーナーがある。

 

これが実に面白い。

各界の著名人が順番に

寄稿していくコーナーです。

 

経営者カテゴリは、

丸紅の会長さんです。

 

その中で「経営者の煩悩」

というテーマがあった。

 

こうある↓

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トップになると、

若い人たちが

「やらせてほしい」

と訴えてくる案件を

客観するのがとても辛い。

やってみろと、

背中を押す方が何倍も楽だ。

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まさに仰る通りだ。

商社は扱う金額も大きいので、

判断ミスは命取りになる。

 

 

そして、

この寄稿の冒頭にあるように、

スター経営者であっても、

退場してきた人たちは、

「煩悩に負けた」のだ。

 

これは極めて激しい攻防戦だ。

 

経営戦略として言いながら、

実は単なる経営者の煩悩、

という事例は山ほどある。

いや、その方が多い。

 

「その意思決定は、

煩悩ではないのか?」

こう問いかけることほど、

つらく難しいものはない。

 

少なくとも社内ではできない。

夜の暗い公園や、

暗い飛行機の中など、

暗い場所じゃないと、

私はこの判断ができない。

 

よく経営者は

孤独だかと言われるが、

当たり前のことだ。

孤独じゃないと、

煩悩に立ち向かえない。

 

しかし日経新聞は、

夕刊のクオリティが高い。

朝刊より夕刊のほうが、

私は好きかもしれない。

 

もはや朝刊はいらないから、

夕刊だけ送ってくれと、

お願いする日も近い。