全く 祝ではない黄瀬川のアユルアー解禁(狩野川漁協) | 静岡県内水面ルアーフィッシング向上委員会

静岡県内水面ルアーフィッシング向上委員会

注)静岡県漁業資源課の主張が何回か変わっているので記事によっては内容が正しくなくなっているものがあります。

静岡県内水面、遊漁規則「ルアー禁止」は根拠があるのか、法的真相を探り、解消を目指す
*法的な解釈に誤りがありましたらご教授願います。

SNSで狩野川の支流、黄瀬川でアユルアー可能というパンプレットを見ました。
そして、静岡県がHPで公示した改定された遊漁規則にも載っています。

アユの聖地と言われる狩野川でアユルアーが可能になったことは大きな一歩かもしれませんが、これは最近のアユルアーブームのに対してお茶を濁しただけだと思われます。

黄瀬川は狩野川の最下流に位置する支流です。2番目の支流が有名な柿田川です。(漁協権のない小河川は除く)
許可エリアは下流部にある鮎壺の滝より狩野川合流地点までです。


柿田川は富士山の湧水が流れるとてもきれいな川です。
黄瀬川は沼津市、長泉町、裾野市、御殿場市、小山町にまたがり、主にR246沿いを流れる河川です。最近はだいぶ改善されましたが、生活排水が入っているので、お世辞にもきれいな川とは言えません。
 

渓流の解禁に合わせて放流事業もされています。(最近はニジマスのみ)場所は今回アユルアー許可エリアの鮎壺の滝より上流です。ただし魚が臭いので…という話は聞きますし、洗濯の時間帯になると泡が流れてきます。
またニジマスの冬季CRエリアが開設されています。


富士山のすそのなので溶岩で出来た川で、周辺が大雨になるとその水を集めてあっという間に増水します。最近も護岸が削れたり、橋が流されたりしました。シーズン中数回は濁流が川幅いっぱい流れますので魚類の繁殖は厳しい環境にあります。

何より知る限りではアユの放流実績は聞いたことがありませんし、黄瀬川でアユを釣る話も聞いたことがありません。これまで鮎壺の滝より下流部は狩野川漁協は漁場として使用していません。天然遡上はあるはずですが、ネット上を検索しても全くヒットしませんでした。

このような背景から、アユルアー許可を求める遊漁者に対して、これまで全く使用していない場所を提供することによってとりあえずお茶を濁した程度ではないかと思うのです。

まさかの天然遡上に頼るとしたら遊漁者を完全に馬鹿にしています。
しかし、放流をしても流されてしまう確率が非常に高くとても安定して遊漁ができるとは思えません。

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