2017年9月17日。台風18号が日本列島を舐める様に北上している朝、私は悩みを抱えていた。その日は日曜日、その休日をどう過ごすかである。道は二つに一つ。一つは前日に公開された映画「エイリアン コヴェナント」を観に行く。「スターウォーズ」に並ぶSF映画の金字塔シリーズ。自宅アパートには十数年前に発売されていた食玩フィギュアが並び今も捨てられずに埃を被っている。「AVP」を含め 、近作は溜息をつく事が多いのだが今回はポスターデザインから一作目を意識しているよう。監督はリドリー・スコット!しかも地元の劇場では極爆音上映ときている。休日の過ごし方としては十分以上のイベントである。しかし、問題はもう一つのイベントである。年に一度の二日間。飛行機モデラーの勉強の場。東京にてアメリカを感じられる場所・・。どちらとも決めずに駅に向かう。改札をくぐるまでに行き場所を決めなければならない。東京に迫りくる台風18号、降水確率は明け方まで100%が続く絶望的な状況・・。どうする俺!
で、やってきました。察しのいい方ならお解りいただけたであろう「横田基地日米友好祭」なのであります。ブログを書くのならゲートの写真位撮っておけよ。とお思いでしょうが、片手にバッグ。片手にビニール傘。おまけにゲートには同じく傘をさした人たちの行列・・写真を撮る気になれませんでした。とはいえ、毎年十数万人の人たちがこのイベントに訪れているのですが(二年前か三年前の時は福生駅から行列ができており、さすがに断念。興奮を抑える為に電車を乗り継ぎ下北沢のプラモ屋「サニー」まで行った思い出がある)今年は台風のせいで
スタスタと前へ進めました。普段決して通れないゲートをくぐると荷物チェックがあり、いざ敷地内へ。するといきなり広大な土地が広がる。途中、米兵さんたちが日本では見ないエナジードリンクなんかを売っていたり腰にM9をぶら下げたセキュリティーの米兵さんがカートに乗って巡回していたりとここはアメリカなんだ・・。と軽く動揺。が、そこは友好祭。米兵さんたちも笑顔でやってくれています。
とは裏腹に風が強くなってきた。速足で飛行機が並ぶ滑走路まで向かう。事前情報ではF-16からお目当てのA-10,更には話題のオスプレイまで展示されているらしい。とはいえ私、航空機については素人同然の知識。勉強のつもりでただただ、真っすぐな滑走路を歩く。歩く。歩く。歩く・・。がっ、無い。いないのである。遠くにヘリと輸送機は見えるのだが、戦闘機は皆無なのであります。米軍機はおろか自衛隊機までもである。まぁ・・2017年、日本界隈は情勢不安定。万全をきしたところであろうがあまりにも寂しい状況・・。なので去年の少ない写真を数枚アップしておきます。
(注・以下2016の写真)
米軍機のA-10サンダーボルト。今だに現役の攻撃機。主に地上攻撃を目的にした攻撃機。だそう。カッコいい。去年見てプラモを作ろうと思ったもののいまだ購入すらしておらず。今年、写真を沢山撮って参考にしようと思ったのだが台風が・・。
反対側から。機首にアメコミ、映画でお馴染みの「パニッシャー」のマークが。これは部隊のマークなのかノーズアートなんでしょうか?でもカッコいい。
A-10最大のアイデンティティーは何といっても機首のミニガン。正面に立つのが気が引けます。この時、A-10の部隊の方がTシャツを売っていたのだが迷っているうちに完売して買い逃してしまった。今年は買うぞと思っていたのだが・・。Tシャツどころか本体もいない・・。
お次は自衛隊機のF4PHANTOM。鮮やかなブルー迷彩がカッコいい。
正面から。今だ現役の戦闘機。しかし、時代はステルス機、見れるチャンスも少なくなってくるのでしょうが台風が・・。
で、長い前フリからやや強引にプラモデルのお話に。丁度この頃、2016年夏の終わりに完成したのがこちら。
フジミの1/72 F-4J・WMFA-122・PHANTOMⅡクルセイダーズなのであります。人生初のフジミ。1/72。現用機。パネルライン黒からのグレー塗装・・などなど初めて尽くしの作品であります。でも自身、中々気に入っております。気を良くして続けて製作したのがこれ。
同じくフジミの1/72 F-14A TOMCAT・VF-84・ジョリーロジャースなのであります。TOMCATと言えば映画「トップガン」しかし、これはジョリーロジャースという部隊の仕様。「ファイナルカウントダウン」といった方がいいでしょうか。二大人気戦闘機。せっかくなんで並べて紹介させていただきます。
二機並べると大きさは歴然。私が好きなのはトムキャット。しかし、実機はファントムの方が先輩なのですが今だに現役機。ファントムの方が優れた機体なのでしょう。そもそもAFVモデラーの私が何故飛行機モデルをと言いますとタミヤプラモデルファクトリーでお馴染みプロモデラー長谷川迷人の「プラモは観てナンボです」を観始めたから他なりません。YouTubeで配信されている模型番組なのですがこれが中々面白い。ほとんど与太話なのですが観るとこんなのが作りたくなる。プラモを作っている時はほとんどこの番組を観ながら製作しております。
長谷川迷人のDVDも発売されていて詳しいテクニックはそちらで観ていただきたいのですが。初めて飛行機を作ろうとしているお方に超簡単にこんなグレー塗装時代の飛行機モデルの作り方を申しますと・・。
〇まずコクピットと機体内部を製作、塗装
〇コクピットを挟み込むように機体を作る。コクピット部分をマスキング
〇エアブラシでパネルラインを黒で吹く(書く)
〇パネルラインの黒部分を残しつつグレー塗装
〇ウエポンや脚部分を塗装、接着
〇デカール張り、クリアー塗装
です。私も初めてでしたが出来ます。パネルラインの黒吹き、グレー塗装はAFVのカラーモジュレーションと同じです。強いて言うならもう少しはっきり明暗をつける感じでしょうか。
キャノピーの正面はクリアーブルーで塗装。しかしちょっと濃過ぎました。接着すると光が沈むのでフワッと乗せる位がいいですよ。何故正面だけ青なんだろうと思っていたら正面の部分はパイロットを守る為分厚いガラス(防弾?)で作られていているからだそう。
一見、グレー一色に見えますが結構、色の塗り分けがありました。マスキング、塗装、マスキング、塗装を繰り返します。機体色はほぼ指定色をそのまま。チョット頑張って上面グレー、下面白のハイビジ塗装を行っております。塗料コーナーに行くとグレー系の色の多さに驚きますがこの二機種でもグレー色は違っています。ファントムはやや黄色味がかったグレーでしょうか。下面の白はMrカラーのガンダムホワイトを使用。良い白色なんです。
上面と下面の塗り分け線。まず下面の白を塗りマスキング。上面グレーを塗るのですが機首の部分は波状なっていて神経を使います。しかもパネルラインの黒を残しつつとなりますからトムキャットのレドームの黒ラインが曖昧になってしまいまいました。しかしAFVと比べてデカールの多さにやられます。
ここは見ていただきたいところ。機体下面。フジミはウエポン類が全て入っています。ハセガワはウエポンセットが別売だそう。それで二の足を踏みました。しかもフジミのトムキャット、ウエポン類、増槽タンクはもちろんパイロットフギュアにエンジン、台車、四種類のデカールまで付いている豪華版。お値段も三千円しないお得版。ただ、エンジンや台車はランナーのまま箱の中。パイロットは乗せずにランナーのまま箱の中・・。
真横から。飛行機の写真を検索すると真横からはあまり見ないので一応。カッコよく写真を撮ろうとするのでが真横からは飛行機のカッコよさがイマイチ伝わりません、写真が少ないのはそのせいでしょうか。ペタンとしたトムキャットが他の戦闘機と比べて独特です。コッペパンがファントム。サンドイッチがトムキャットと覚えると覚えやすいかも。
コクピット部分。計器盤、射出レバーなどなど、塗装は大変です。がっ、組み上がるとほとんど見えません。飛行機モデルの常だそう。でもガチっと製作しないと前に進めません。しかし今、見ていただいて浮かばれました・・と思い込みます。
男A「今度T社からトムキャットの〇型が出るらしいぞ」
男B「俺は×型が好きなんだけどなぁ・・」
男A「ところが来年A社から×型が発売されるんだよ」
男B「T社が×型を発売してくれりゃ一番いいんだけどなぁ・・」
男C「〇型と×型、何が違うの?」
男A,B、スマホの画像を見せて男Cに違いを説明する
男C「ふーん・・」
この場合、私は男Cです。戦車であれば砲身が長かったりシュルツェンがあったり割合分かりやすいのですが(全てではない)飛行機初心者の私にはどれも同じにみえます。何故このキットを選んだかというと垂直尾翼の部隊マーク。ファントム・クルセイダーズの十字軍マーク。トムキャット・ジョリーロジャースのドクロマーク。その他にも狼や鶏や握り拳やらいちいちカッコいい。自衛隊機には天狗マークのものもあります。
いかがなものでしたでしょうか。グレー塗装の飛行機(戦闘機)はカッコいい。次はA-10かハリアーか。自宅にまたグレー塗料が大量に増えますが。後、飛行機は飾ると場所取るなぁ・・。
(追記・横田基地日米友好祭2017にて・・)
戦闘機はなくとも腹は減る。基地内には日本の露店が並んでいる。そこには焼き鳥や焼きそばなど日本人にとってお馴染みの食べ物で安心させられる。しかし、友好祭に来たのであれば是非食べておかなければならない物がある。
米兵さんたちが台風の中、酸性雨にも負けず野外で何かを焼いています。そう、ここに来たら食べなければならないのは米兵さんたちが作るハンバーガー。テーブルには特大のケチャップとマスタードが置いてあり、自分でやってくれスタイルです。今年は肉が二枚、チーズ二枚の豪華版。外人バーガーとして売ってました。お値段は強気の800円。例年チーズバーガー200円位だったのに大値上げされてました。しかし、これは食べる価値がある。パンはパサパサに仕上げ、肉汁を極限まで削ぎ落した非常にシンプルなハンバーガー。チーズは頑なに溶ける事を拒んでいます。それを大量のケチャップとマスタードで自分で調節します。悪口ではありません。これを食べないとここに来た意味がありません。来年も必ず食べます。
しかしこの情勢。来年は開催されるのでしょうか?日本、世界が平和であってほしいものです。A-10のTシャツ買って外人バーガー食べなきゃいけないから。あと、台風はなしで。






























