J's POP SHOW | マスクドJの東京世田谷ライフ

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作家/美容冒険家マスクドJが日々の生活の楽しみをただただ発信。

「J's POP SHOW」という音楽イベントを行う。この企画の案は実はかなり前からあった。

 作品がコンテンツと呼ばれるようになり、消耗品的な位置付けになりつつある現代。一過性のイベントに連動して、作品は形だけあれば商売として成り立つので、利益効率を考えるとその価値は下がる一方。その影響でエンタメの現場に面白味を感じなくなってきている。現に金ヅルとして扱われ、不愉快な気持ちを抑えつつも惰性で現場に通うファンも多い。

もちろんビジネスとして成り立つのは必要であるが、バランスが大切だと思う。

だからもう一度作品を作品として見つめ直す機会を取り戻し、文化創造発展を育むきっかけの場ができたならば、素敵なものがもっとたくさん生まれるのではないか?そんな想いが発端で何かできないかと考えていた。

ここ数年音楽の現場はアイドルが最強で、自分も現場にて様々なアイドルの魅力を楽しんだ。

 アイドルは様々な分野において、笑顔と元気を与える役割を担い、盛り上がりに大きく貢献している事を知った。自分がアイドルを応援する理由の一つはアイドルが盛り上がれば、色んな分野が活性化されると考えるからである。

そんなアイドルでさえ消耗品扱いである現実もある。ある程度の時期が来たら卒業。

アイドルをきっかけに俳優を目指す人はアイドルだけの舞台など、次につながる興行がある。

アイドルをきっかけにシンガー、アーティストを目指す人達には何があるか?事務所がそちらの路線を推してくれるのであれば今ある現場で頑張ればいい。

そうでない人の場合はどうしたらいいのだろうか?

そこで、シンガー、アーティストを目指す人達の登竜門的な「歌謡ショー」という興行があったらどうだろうかと考えた。

同じ志を持つ仲間との出会いの場。
音楽関係者との出会いの場。
持ち歌以外の楽曲を歌える場。
音楽を通じてお客様と繋がれる場。

になり、次へのチャンスを模索できるのではないか?

こちらで企画する「歌謡ショー」であるので、ショーの骨格、大枠の演出、セトリなどはこちらで用意し、出演者はあくまでも客演として迎える。

よって事務所やグループに所属している人も舞台への出演というスタイルなので掛け持ち可能だし、フリーで持ち歌がない人にはこのショーの中で楽曲が提供されるので合法的に歌う事ができる。

という事で、このショーはシンガー、アーティストを目指す方への応援ができる。

そして、演出によって改めて作品を作品として楽しむという事もできる。

この企画はこの両方を可能にできると思った。

演出の根本には
温故知新、日本の素晴らしい歌謡文化を振り返り、諸先輩方の才能と熱意に触れることで、我々が新しいモノを生み出す原動力となり、次世代が新しいモノを生み出すきっかけとなればという願いがある。

そして日本歌謡を世界に発信し、世代や国境を越えて皆で楽しむ場にしたいという願いがある。

そんな想いでこの企画に取り組んでいる所存であります。