歯の健康ドクターは訪問診療に平成8年から取り組んでおります。
当初は 治療することで精いっぱいでした。
合わせて 口腔ケアをて提示しておりましたが まだ 理解していただけない時代でした。
しかし 近年 訪問歯科診療に合わせて口腔ケアを求めていただけるようになりました。
さらに 生活者として人間的なお付き合いをさせていただける方も多くなりました。
昨年9月
訪問診療専門の内科より ご紹介いただいた 男性です。
当初はお口の中は荒れており 食欲もなく 義歯を作ってもお使いいただけるか不安な方でした。
食べる意欲をお持ちいただきたく
「ご飯が食べられるようになって お元気になられたら 私と担当の衛生士さんに美味しいものを食べさせてください！」とお願いしました。
管理者をなさっていた紳士ですので
「よし よし。美味しいものをたべさせてやる。」
「義歯をお使いいただき トレーニングをしていただけないと ダメですよ。」
そんな お約束から。
義歯を受け入れていただき しっかりと口腔周囲筋のトレーニングをなさり 歯ブラシも上手になさり食への意欲も高まりました。
奥様とも仲良くなり 念願の春の宴を開催していただける運びとなりました。
仲良しのご夫妻と ご家族様と。
窓から 満開の桜を拝見しながら 楽しいお話をさせていただきました。
ご家族さまのご協力に本当に感謝いたします。
食べる口をつくる 人として関わらせていただける歯医者さんをめざします。