ジェットジンスケのweb考察 -9ページ目

携帯電話のコミュニティ化

以下の記事を読んで少しワクワクしてしまいました。

総務省、MNPをMVNOでも利用できるようにする省令案
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/38550.html

ディズニーがMVNOとしてサービスを開始することになりましたが、
MNPまで可能になるとディズニーファンは非常に気軽に乗り換えられますね。

さて、この流れはどこまで広がっていくでしょうか?
これまでは携帯会社3社(ウィルコムも含めると4社?)
からの選択を迫られてましたが、
もっと多くの(大量の)MVNOが参入してきた場合、
何が起こるのでしょうか?

私が予想するのは、携帯会社のコミュニティ化です。
これまでdocomoやauといったものは所詮どこの通信網を使っているか、
それによってどれだけ安く通信できるか(つまり損得関係)、
を表すものでしかなかったのですが(もちろんサービスの違いもありますが)、
携帯会社の切り分けが通信網から趣味のレベルに切り替わったとき、
その携帯会社の利用者全体はすなわちコミュニティとなるのです。
(例:YAZAWAケータイ、浦和レッズケータイなど)

コミュニティに対しては属性がはっきりしているので
プレミアムの高いサービスを提供できます。
既存の携帯会社からユーザーを引き剥がすことも可能でしょう。

しかし、そのような状態になるためのハードルもまた高く、

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・既存の携帯会社の割引制度の追従
  ⇒やはり金銭面でのインセンティブは大きい

・収益化
  ⇒回線のレンタル料を払えるだけの収入が必要

・メールアドレスのポータビリティ
  ⇒番号が変わらなくてもメールアドレスの変更は負担が大きい

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が必要だと思う。

しかし、もし人々が「今はYUIが好きだからYUIケータイ」、
「カエラちゃんが好きだからカエラケータイ」というように
コロコロと携帯を買い換えるようになれば、
それは携帯の買い替えサイクルを短くするだろうし、
消費は促進し、携帯業界全体にプラスに働くのではないだろうか。

もちろん、通信網を持つ既存の通信会社が甘い蜜を
譲ってくれればの話であるが。(ソフトバンクに期待したい)

逆オークションによる受注は品質の劣化を招かないか

以下の記事を読んで思ったことを一つ。

Webベースの翻訳・通訳サービス、Lingtastic、非公開ベータ開始(招待あり)
http://jp.techcrunch.com/archives/web-based-translation-service-lingtastic-launches-in-closed-beta-invites/

翻訳を依頼したい人と、翻訳家を結びつけるサービスではあるのですが、
最も安い金額で入札した翻訳家が受注できるというものです。

依頼主にとっては安い金額で頼めてありがたいとは思うのですが、
果たしてこれは本当にいいサービスなのだろうか?

もしこのサービスに依頼主が集中した場合、
以下の現象が起こるのではないだろうか?

翻訳家は受注するために必要以上に低い金額で入札する

利益が出ないので数をこなすようになる

多忙な割りに利益が小さい

品質の劣化

Webサイトの制作でも相見積を出すことがあるが、
その場合受注側は提案内容と金額をセットで提示することができる。
しかし翻訳のような、言葉が悪いかもしれないが作業の場合は
作業内容が決まっているため金額のみが判断材料となる。
よって安くしない限り受注できないのだ。
それによって安かろう悪かろうが蔓延することにはなるまいか。

ビジネスのムーブメントは水をかくがごとく

以下の記事を読んで思ったことを一つ。

TwoFish、多彩なネットゲームで使えるマイクロ決済エンジンを発表
http://jp.techcrunch.com/archives/twofish-announces-micro-transaction-engine-for-games/

今競争の激しいカジュアルゲーム向けに決済処理システムを提供する、
という内容であるが、一つの分野でブームが起こると関連分野にも
ビジネスチャンスがあるのは当然のことである。
次は何が来るか、だけでなく、もしそれが来たときに、
関連分野はどこかを把握すること、そして真っ先に飛びつくことが
チャンスを掴むかどうかを分けるのだろう。

ビジネスにおけるムーブメントは水をかくようなものなのだろう。
手の動きだけにとらわれず、周囲の水の動きにも注意深くならなくてはならない。