スペインの農村相が大きな口をあけてキュウリを丸かじり。福島でキュウリをかじった菅首相を揶揄しているのかと思ったら違った。今、ドイツで猛威を振るっている病原性大腸菌の犯人がスペイン産キュウリであるとの風評被害を払拭しようとしているらしい。それにしても野菜が病原性大腸菌の汚染源だとはちと変だ。日本でのO157騒動のときのカイワレ犯人説を思い出す。ドイツ政府もすぐにキュウリ犯人説を撤回したようだが風評被害に遭ってキュウリの大量廃棄を余儀なくされたスペインの農家は本当に気の毒である。それにしても病原性大腸菌による食中毒はあの焼肉エビスの例のように世界的規模で流行しているようだ。昔は病原性大腸菌による食中毒などあまり話題になることはなかった気がする。腸チフスやコレラのような猛烈な伝染病の影に隠れていたのかもしれないが。しかし、病原性大腸菌が現代になって活性化してきたとすれば菌の遺伝子に変化があるのかもしれない。それが遺伝子をいじくる開発が原因となっているとしたら恐ろしい話である。
シェルブールはドーバー海峡に突き出すコタンタン半島先端に位置する軍港都市である。シェルブールを舞台にした映画「シェルブールの雨傘」はミュージカルの傑作である。主人公の恋人同志が再開しそして別れる雪のガソリンスタンドのラストシーンは忘れられない。本当に切ない映画だ。この風光明媚なシュルブールの近くに世界最大の使用済み核燃料の再処理工場があるとは知らなかった。ラ・アーグ再処理工場は世界の軽水炉から出される使用済み核燃料のおよそ半数を受け入れているそうだ。ここでは、日本から送られる使用済み核燃料の処理もされているとのことである。運び込まれた使用済み核燃料はMOX燃料に再処理される。再処理の工程は遠隔操作で進められる。世界一の技術水準だそうだ。六ヶ所村の再処理工場は事故続きで機能していないので、今後、ラ・アーグの再処理工場に日本から持ち込まれる使用済み核燃料は増えそうだ。それにしてもフランスの再処理工場や原発は原子炉が剥き出しのような設計が多い。無造作なたたずまいのどこに高度な技術が詰まっているのか。外見はまるでサイロのような風情だ。ところで昨日から福島第一原発の1号機から3号機のすべてがメルトダウンしていることが判明したとの報道が始まった。何を今更という感じがするが、内田樹先生の言われるように浜岡原発停止の発表以来、マスコミが反原発にシフトした感じがする。内田先生曰わく、この急激な変節はアメリカの意向が原発推進ビジネスから廃炉ビジネスに転換したからだと。確かにそうかもしれない。廃炉ビジネスでは一歩リードするフランスと後発組のアメリカの激しい競争が始まるだろう。さんざん放射能をばらまいた後に。
いったいこれはなんだ。ジェフ・ベックばりのギターのビートに三味線が鳴り響きソーラン節が流れてくる。度肝を抜かれるメロディーだ。三味線片手にビートを刻んだ曲としては松村和子の帰ってこいよを思い出すが、このソーラン節はもっとデフォルメされている。唄っているのは小学生の葵と楓という姉妹デュエットらしい。現代版こまどり姉妹か。YouTubeで見るとこの姉妹、平尾昌晃さんのミヨちゃんも三味線ロック風にアレンジして唄っている。大震災後の混沌とした日本に勇気を与える曲である。