iPhoneのSIRIがとうとう日本語でも使えるようになった。その機能は凄まじい。音声は女性の声である。試しにいろんな質問をしてみる。例えばあなたの名前はなんといいますかと尋ねると私の名前はSIRIですと答える。ここまでは大して驚かないが、再度、同じようにあなたの名前は何ですかと質問すれば、もうご存知のはずですというふうなちょっとすねたげな答えが返ってくる。またあなたは女性ですかと尋ねると、性別はないですとそっけない答えが返ってくる。あなたは何才ですかと尋ねると、気になりますかとの返答。あなたのことが好きだからと反撃すると、まだ私の事をよく知らないくせになどと窘められる。さらにあなたのことを愛してると告白すると、ほかの携帯電話にも同じようなことを言ってるんではないですかと皮肉を言われる。人工知能にいろんなパターンの会話が組み込まれているのであろう。何故か家政婦のミタと会話しているような気がする。


iPhoneからの投稿
永井荷風の諸作品が青空文庫に次々とアップロードされ始めてきた。私の大好きな日和下駄を青空文庫で読めるのは嬉しい。日和下駄は永井荷風の街角散策記の集大成である。荷風先生曰く「東京市中散歩の記事を集めて『日和下駄』と題す。そのいはれ本文のはじめに述べ置きたれば改めてここには言はず。『日和下駄』は大正三年夏のはじめころよりおよそ一歳あまり、月々雑誌『三田文学』に連載したりしを、この度米刃堂主人のもとめにより改竄
して一巻とはなせしなり。ここにかく起稿の年月を明にしたるはこの書板
成りて世に出づる頃には、篇中記する所の市内の勝景にして、既に破壊せられて跡方もなきところ尠からざらん事を思へばなり。見ずや木造の今戸橋は蚤くも変じて鉄の釣橋となり、江戸川の岸はせめんとにかためられて再び露草の花を見ず。桜田御門外また芝赤羽橋向の閑地には土木の工事今まさに興
らんするにあらずや。昨日の淵今日の瀬となる夢の世の形見を伝へて、拙きこの小著、幸に後の日のかたり草の種ともならばなれかし。乙卯の年晩秋。荷風小史。荷風先生は晴れた日でも日和下駄に蝙蝠傘で東京中を散策した。日和下駄を読むと戦前の東京の優しい日差しがよみがえってくる感じがする。

iPhoneからの投稿
エディットピアフの巴里の空の下を聴くとセーヌのせせらぎが聞こえる気がする。私にとってエディットは大きな存在である。エディット亡き後50年が経とうとしているが、彼女が現代に甦った。久しぶりにラヴィアンローズをfMラジオで聞いた時はてっきりエディットが歌っているものだと思った。しかし音質が良過ぎる。唄っていたのはZAZ、本名Isabel Geffroyであった。彼女は1980年、フランスのトゥールで生まれた。ZAZは、ヴァイオリン、ピアノなどクラシック音楽を学んだ後、ジャズ・ヴォーカルの道に進み、ラテン音楽を極め、その後2006年、パリに移り住み、キャバレーで歌うとともにモンマルトルの路上でストリートライブを行うようになった。そしてエディット・ピアフの再来と呼ばれるようになったのである。彼女の甘く切ないハスキーヴォイスは本当に心を癒してくれる。またラテンナンバーも最高だ。彼女の唄うある恋の物語にハートをメロメロにさせられている。




iPhoneからの投稿