東京都知事選挙は舛添氏の圧勝となった。二位・三位の得票数を合わせても届かなかった。それに田母神氏が思ったより善戦。浮動票頼りの選挙は今回は圧倒的な不利になった。
全部雪のせいだ、と叫んでいいのはJRスキーのCMの中の話。そういう天候も厭わずに普通の国民は投票するのが当たり前なのだがね。。。
一般的に組織選挙をするところの本当の強さを知らない人が多い。
アメリカでの選挙で私が驚いたのは、各党の候補者が投票所まで行けない人の為の車等の移動手段を無償で提供して投票を促すという事がある話だ。投票は国民の権利だし、その行使の為に便宜を図るのは良い事だと私も思う。
日本でも公明党と一体の創価学会や共産党系はそういうサービスをやって票を固める。特に共産党は号令ですぐに動く組織。故に左翼候補の票読みは中々ぶれないのだ。
逆に普通の人にはそういうサービスがないのも事実で。
昨日の雪の後の状況を見ると投票率が伸びないのも仕方がないと私は思う。でも一方で、国民の権利の行使を高々雪で行使できなくなるというのも問題であるとも考える。
少なくとも都民は脱原発だとか安倍総理を止めるという意味で投票はしなかった。自分達に関係のある福祉等について主張した候補に票が入っている。舛添氏の介護体験には疑義があるけど、彼は構成労働大臣経験者。そこに期待した候補もいただろう。
また田母神氏については20代等に限れば二位に入り込んだ。あれだけの自爆テロ並みの応援と自爆テロ並みの選挙運動でよくぞあそこまでというのが正直な感想。
雪でも恐らく最大動員をかけた左翼陣営も90万程度しかいなかったというのも事実。これが投票率が上がれば二位どころか四位に沈んだ可能性もあった。
今回の選挙ではっきりしたのは脱原発派はそう多くないという現実。また若い世代の政治離れとは言いながらも田母神氏への支持が広がった事。で、ネットで政策を募集して政策集を作った家入氏は泡沫候補だったこと。
極論すれば、選挙で必要なのは得票率を上げる事。その為の足の確保や年寄りにもリーチするネット広報もやり方も必要。益々テレビスポットが有効である可能性も高い。
その点ではアメリカの選挙から学ぶべき点は多いと思う。
アメリカの選挙の年にどこかで教えてくれるところがないかな。
昨日の大雪で電力消費量が伸びて夕方には95%まで伸びた。
twitter上で京浜急行が電力供給の不安定を理由に電車を止めたし、東京電力管内で40000軒が停電した。雪による急増した電力を供給網が捌ききれず途中の変電施設などでトラブルがあったと想定される。
私は常々申し上げてきたが、原発は再稼働させるべきだし、電力各社を叩くと人材が流出し電力の安定供給に支障が出て、30年とも言われる廃炉作業に携わる人もいなくなると。だから電力会社叩きは無駄どころか自分の首を絞める愚者の行為他ならない。
昨日は起こらなかったが、横須賀などの老朽化した火力発電所は早くリプレイスするか、別の発電所に移さないと壊れる。もう40年近く前の発電所、何があっても不思議ではない。
仮に横須賀の電力が落ちた場合、停電は横浜市の広い範囲と、隣接するエリアで起こり、全体のバランスがとれないと東京まで広がる。また東京電力から供給を受けている鉄道各社も長時間の運休もあるし、踏切などの安全確認も必要になる。
そうなったら東電で削減された人員だけでは対応できないだろう。
もし、原発が動き、直流送電(電力周波数が関係なくなり長距離送電に向いている)で電力会社間の融通がもっと出来れば年間3兆円のよけいな燃料費も要らなくなる。電力供給も余裕ができる。
脱原発で新しいエネルギー産業の育成と言うが、そうなったら廃炉のための技術者は確保できない。まして人口減少。日本に人手はない。
それに世界で輸出用原子炉を作れる会社は全て日本企業だ。新興国のエネルギー需要に対応しないと世界的に問題が起こるのだ。
もういい加減感情的な東京電力叩きと電力会社叩きは止めて、脱原発なんて妄想を捨て、日本の生き残る道を真剣に考えよう。昨日の大雪による停電で仮に死者が出たら脱原発の連中の責任だ。
twitter上で京浜急行が電力供給の不安定を理由に電車を止めたし、東京電力管内で40000軒が停電した。雪による急増した電力を供給網が捌ききれず途中の変電施設などでトラブルがあったと想定される。
私は常々申し上げてきたが、原発は再稼働させるべきだし、電力各社を叩くと人材が流出し電力の安定供給に支障が出て、30年とも言われる廃炉作業に携わる人もいなくなると。だから電力会社叩きは無駄どころか自分の首を絞める愚者の行為他ならない。
昨日は起こらなかったが、横須賀などの老朽化した火力発電所は早くリプレイスするか、別の発電所に移さないと壊れる。もう40年近く前の発電所、何があっても不思議ではない。
仮に横須賀の電力が落ちた場合、停電は横浜市の広い範囲と、隣接するエリアで起こり、全体のバランスがとれないと東京まで広がる。また東京電力から供給を受けている鉄道各社も長時間の運休もあるし、踏切などの安全確認も必要になる。
そうなったら東電で削減された人員だけでは対応できないだろう。
もし、原発が動き、直流送電(電力周波数が関係なくなり長距離送電に向いている)で電力会社間の融通がもっと出来れば年間3兆円のよけいな燃料費も要らなくなる。電力供給も余裕ができる。
脱原発で新しいエネルギー産業の育成と言うが、そうなったら廃炉のための技術者は確保できない。まして人口減少。日本に人手はない。
それに世界で輸出用原子炉を作れる会社は全て日本企業だ。新興国のエネルギー需要に対応しないと世界的に問題が起こるのだ。
もういい加減感情的な東京電力叩きと電力会社叩きは止めて、脱原発なんて妄想を捨て、日本の生き残る道を真剣に考えよう。昨日の大雪による停電で仮に死者が出たら脱原発の連中の責任だ。
都知事選も後数日、日曜日が投票日だ。私は多分前日に期日前投票しようと思っている。というのは私の住むエリアの投票所がちょっと歩くには遠くて、車で行くにも駐車スペースが限られているのでまだ市役所の方が助かるからなのだが。。。。
結局、投票券を持っていて、有権者名簿と照らし合わせて二重投票さえ防げば良いのならば、住基カードや免許証のICチップで本人確認してどこでも投票できるようにしたらいいのにと。もっともこれらのシステムはそういう用途外利用出来ないように法律で定められているから、マイナンバーが導入された時に生体認証と一緒にそういうカードを作ればいいと常々思っている。投票所の立会人や設営のコストを極論すればショッピングモールに委託しても良いんじゃないかと。監視カメラとか電子投票とかそういう事を考えれば難しくない。
正直、東京都知事選挙はどの候補者も都知事にふさわしいと思える状況ではない。
私の中での有力候補だった田母神氏はどうも応援組織に問題がある。チャンネル桜というネトウヨと呼ばれる方々に人気のあるらしいところが仕切っているようで、応援弁士もその線に沿ったもの。確かに若い人にそういう意識がある人がいるかもしれないが、マイノリティでしかない。
また同様に応援組織に問題のあるのは細川氏もそうだ。小泉純一郎という稀代のグレート・コミュニケーターを擁した事で確かに街頭の演説では人は集まるものの、細川氏単独の時は殆ど足を止める人もいない様子。陣営も細川氏単独での街頭演説は止めて屋内の集会やマスコミ取材に応じるように戦術を変えてきたが、あまりにも遅い。
一方舛添陣営は支援組織はしっかりしているように見える。自民党も連合も支援をしているからまあまともな選挙戦になっているはずだ。恐らく地盤を固めた組織選挙で対応するつもりだろうし、おそらくそれで100万票は取れると踏んでいるのだろう。実際舛添氏の演説に出くわした事は一度もないのだが。。。。
しかも自民党も小泉進次郎氏は応援に出ないし、元妻の片山さつき氏も拒否している。離党している上に女性問題や子供の扶養の問題等のスキャンダルが既に報道されている。また新党改革の資金についても赤旗あたりが問題にして夕刊紙あたりが騒いでいる。当選できたとしてもまた猪瀬氏と同じように短期で辞めざるを得ない事態になるのではないか?
同様に社・共統一候補的な宇都宮氏も組織選挙がメインだろう。一般的知名度もないから左の文化人の皆さんが頑張っているようだが、公約も空理空論が過ぎて細川氏とどっこいなトンデモだ。私の幼少期に東京は美濃部知事の悪政時代があった。その頃にでも引き戻すのかと思うくらいの内容。でも少なくともその頃の事を知っている高齢者層が賛同するかどうかも疑問がある。
ネット選挙に注力している家入氏。残念ながら彼のビジョンが全く見えてこないし、リーチしない。私の友人に家入氏と関係がある人がいるにもかかわらず伝わってこないというのは、本当にネット選挙をしているのかという疑問すらある。
今しがたチェックしたが、この人が都知事として巨大組織である東京都を運営する事が出来るのだろうかという疑問がある。何をやりたいのかをtwitter等で募り議論していくというスタイルはいかにもシリコンバレー辺りのリベラルの方々が好きそうな事だが、そんなことでは巨大組織は動かせない。適性に疑問を持つというのが大人の態度な気がする。
何しろ都知事にどのような権限があり、国とどういう折衝の必要があるかもわかっていない様子。知識がないなら専門家を集めればいいけど、twitterで集まるような玉石混交どころか糞の集まりをどんなに磨き上げてもまともな政策になるとは思えない。
それぞれの候補がそれぞれの政策を掲げて戦う選挙は、ある意味合法的な戦争。マーケティングなり戦略論等にとっては重要なケーススタディでもあり、そのスキルを発揮する場所でもある。
私は逆にその観点から選挙予測をしてどの候補が勝つかを予想するのを趣味にしてきた。
マーケティングの熱心な信徒である私からすれば、各陣営、本気で勝つ気があるのだろうかという疑問を持つ。
東京都の人口が1300万人、うち有権者と推定される日本国籍を持つ成年人口は約85%にあたる1070万人。投票率が50%で535万人、70%で750万人が投票する。
このうち、投票率の低い20代から40代前半までは470万人、40代後半より上の世代は600万人。過去三回の都知事選挙の投票率から想定するに投票率50%台に終わった場合は若者の投票率は30%を越える程度で中高齢者は65%を越える。単純化すると140万人対395万人。倍以上の中高年層が投票する。これでは中高年層の福祉削減等ドラスティックな改革をするには聊か無理といえる。
ところが投票率が70%を超えて80%に近づいた場合、若年層は50%235万人が投票した場合、中高年は
85%近くの投票率になり約515万人が投票すると想定できる。これでも倍だが、先ほどよりはマシだ。
過去の候補者と世代別の投票行動から推測する。
例えば東国原氏は若年層からの支持票がほかの世代よりは多かったが、中高年層の投票が著しく低かった。逆に石原氏は全体的に票を集めながら中高年層に圧倒的な支持を得ている。過去の投票行動も中高年層に受けの良い候補者が大量得票が期待できるが、若年層の行動だけでは支持が広がらないことも判っている。
昨年の参院選挙で山本太郎氏が当選できたのは東京都内にいるリベラルで尚且つ科学的知識より情緒を優先する人達がそれだけの数いるという事を証明したが、今回はそういう候補は宇都宮氏と細川氏に分裂するのが見えている。
過去の投票率と人口、当選者の得票数から推測すると過半数に近い280万票得票できれば確実に当選だが、有力候補が乱立した石原氏の最初の選挙は170万票、青島氏が当選した選挙でも170万である事を考えると、今回も当選ラインはそれくらいと見てよいだろう。投票率も50%~60%にある。
先ほどの世代別の得票で考えると中高年の投票者の半分の得票が出来れば普通は当選できる。仮に若年層の投票全てを獲得できたとしてもこれに届かないので若年層に訴える政策だけでは当選は困難と考えられる。
しかし投票率が70%を超えてきた場合、当選ラインも当然上がるがそれでも恐らく280万票もあれば相当楽な選挙戦で、200万でもこれだけ乱立すれば勝てる可能性がある。ただここまで投票率が上がった場合、中高年のノンポリ的な浮動票がどう動くかによって変わる可能性が出てくる。組織選挙が機能しない選挙になった場合はこの浮動票が選挙情勢調査では見えてこないのでわかりにくくなるのだ。
組織を持たない田母神氏や細川氏の陣営ならば、脱原発のシングルイシュー、しかも都知事には権限もなく何も出来ない政策で勝負するより、教育や福祉や地震に強い街づくり等の政策の方が恐らくは受け入れやすい。細川氏のように脱原発一本で出てきてしまった陣営にとっては、自らタネを撒いた問題が投票行動に結びつかないので自滅したも同然だ。
その点は田母神氏の方が行政能力はあるだろう。確かに自衛隊と東京都では軍隊組織と文民組織の違いがあるものの、仮にも航空幕僚長たる空将閣下である。普通の国なら大将と同じ4つ星の階級章だ。戦前ならば親任官で宮中席次だって国務大臣経験者より下だけど貴族院議長・衆議院議長より上なのだから。そこまで行った軍人が組織運営できないという事はあるまい。航空自衛隊でも特に田母神氏は高射運用が専門で今でいうとペイトリオットミサイル等の地対空ミサイル運用が専門だからロジスティックについても判っているはずだ。
逆に細川氏の場合は国民福祉税構想の記者会見でも明らかだったが、行政についての知識に欠けているのではないかという疑問はある。熊本県知事は務まっても都知事に求められる資質とは違う。しかもあまりに高齢で少なくとも2期務められる状態ではないだろう。しかも脱原発で候補を一本化出来なかったので山本太郎に投票した人達がまた分裂するし、郵政民営化の頃の小泉氏の新自由主義的政策に対する反発がまだある人は投票しにくいだろうし、逆に支持していた人は裏切り行為位に思っているから絶対細川には入れないという人もいるだろう。
舛添氏が勝てる見込みが世論調査等から出ているが、投票率が上がっても私はそれは揺るがないかもしれないと思っている。ただ田母神閣下が二位に食い込んできて肉薄する展開を想定している。
宇都宮氏も過去100万票に届きそうな得票もしたが、それは競争相手が違うからそれが持ち票ではない。またその他の候補も支持を広げられるとは思えない。
若い人という事で家入氏も期待したいところだったが、公約も中々掲げず、結局twitter等で3万人の意見を集めてそこから120にまとめた政策を発表していた。でもそれをよく読むと都知事の権限では出来ない事が半分以上、都庁の職員から反発を買いそうな政策もあり、専門家委員会の活用も議会を敵に回す。
どうもこの方は勘違いしているようだが、日本を含めた法治国家は行政のトップの恣意や独断やトップダウンで物事を全て進めることは出来ない。出来るように見えるけど、法的根拠がなければサボタージュの原因にもなる。そしてそういう事に詳しいのが労働組合だったり官僚だったり、一部の政治家や弁護士という事になるのだ。そういう人達とネゴして、既得権益を奪うことはベンチャー企業とは違う資質が必要だ。要するに政治と言う名の根回しだったり、段取りだったり、多数の確保という事だ。特に都議会は橋下氏と同じように多数派を握れなければ何も出来ない事を認識しているとは思えないのだ。
若い企業家の立候補は結構だが、あまりに無知すぎるのは問題だ。結局日常業務は官僚に握られ、議会は突破できずでは困る。そして若い人の一度の失敗は大きなダメージだ。
若いのに任せたから失敗した、次回からは経験のあるベテランに投票しようという機運になってしまうからだ。
結局、どの陣営もある政策を必要としている層に対してそれを訴える事が出来なかったし、伝える方法も間違っている。田母神氏はもっと中道に寄って過激な発言をする人には引いてもらう位の決断が必要だった。細川氏はそもそも小泉氏の口車に乗るべきじゃなかったし、菅直人の応援なんて認めなければ良かった。宇都宮氏も旧来の左翼勢力にべったりの選挙しかしていない。そうなると取れる票はそう多くない。
今のところ、何もしていないに近い舛添氏が当選に近いと思われるのは、他の陣営より単に間違った事を発言したりしていないと言うくらいのもので、その実はスキャンダル解明の措置も出来ないままだ。
今回の選挙の投票は本当に迷うところだが、誰がなってもそう長くはないので、自民党や維新の会辺りは真剣に新しい都知事候補を準備した方がよい。
結局、投票券を持っていて、有権者名簿と照らし合わせて二重投票さえ防げば良いのならば、住基カードや免許証のICチップで本人確認してどこでも投票できるようにしたらいいのにと。もっともこれらのシステムはそういう用途外利用出来ないように法律で定められているから、マイナンバーが導入された時に生体認証と一緒にそういうカードを作ればいいと常々思っている。投票所の立会人や設営のコストを極論すればショッピングモールに委託しても良いんじゃないかと。監視カメラとか電子投票とかそういう事を考えれば難しくない。
正直、東京都知事選挙はどの候補者も都知事にふさわしいと思える状況ではない。
私の中での有力候補だった田母神氏はどうも応援組織に問題がある。チャンネル桜というネトウヨと呼ばれる方々に人気のあるらしいところが仕切っているようで、応援弁士もその線に沿ったもの。確かに若い人にそういう意識がある人がいるかもしれないが、マイノリティでしかない。
また同様に応援組織に問題のあるのは細川氏もそうだ。小泉純一郎という稀代のグレート・コミュニケーターを擁した事で確かに街頭の演説では人は集まるものの、細川氏単独の時は殆ど足を止める人もいない様子。陣営も細川氏単独での街頭演説は止めて屋内の集会やマスコミ取材に応じるように戦術を変えてきたが、あまりにも遅い。
一方舛添陣営は支援組織はしっかりしているように見える。自民党も連合も支援をしているからまあまともな選挙戦になっているはずだ。恐らく地盤を固めた組織選挙で対応するつもりだろうし、おそらくそれで100万票は取れると踏んでいるのだろう。実際舛添氏の演説に出くわした事は一度もないのだが。。。。
しかも自民党も小泉進次郎氏は応援に出ないし、元妻の片山さつき氏も拒否している。離党している上に女性問題や子供の扶養の問題等のスキャンダルが既に報道されている。また新党改革の資金についても赤旗あたりが問題にして夕刊紙あたりが騒いでいる。当選できたとしてもまた猪瀬氏と同じように短期で辞めざるを得ない事態になるのではないか?
同様に社・共統一候補的な宇都宮氏も組織選挙がメインだろう。一般的知名度もないから左の文化人の皆さんが頑張っているようだが、公約も空理空論が過ぎて細川氏とどっこいなトンデモだ。私の幼少期に東京は美濃部知事の悪政時代があった。その頃にでも引き戻すのかと思うくらいの内容。でも少なくともその頃の事を知っている高齢者層が賛同するかどうかも疑問がある。
ネット選挙に注力している家入氏。残念ながら彼のビジョンが全く見えてこないし、リーチしない。私の友人に家入氏と関係がある人がいるにもかかわらず伝わってこないというのは、本当にネット選挙をしているのかという疑問すらある。
今しがたチェックしたが、この人が都知事として巨大組織である東京都を運営する事が出来るのだろうかという疑問がある。何をやりたいのかをtwitter等で募り議論していくというスタイルはいかにもシリコンバレー辺りのリベラルの方々が好きそうな事だが、そんなことでは巨大組織は動かせない。適性に疑問を持つというのが大人の態度な気がする。
何しろ都知事にどのような権限があり、国とどういう折衝の必要があるかもわかっていない様子。知識がないなら専門家を集めればいいけど、twitterで集まるような玉石混交どころか糞の集まりをどんなに磨き上げてもまともな政策になるとは思えない。
それぞれの候補がそれぞれの政策を掲げて戦う選挙は、ある意味合法的な戦争。マーケティングなり戦略論等にとっては重要なケーススタディでもあり、そのスキルを発揮する場所でもある。
私は逆にその観点から選挙予測をしてどの候補が勝つかを予想するのを趣味にしてきた。
マーケティングの熱心な信徒である私からすれば、各陣営、本気で勝つ気があるのだろうかという疑問を持つ。
東京都の人口が1300万人、うち有権者と推定される日本国籍を持つ成年人口は約85%にあたる1070万人。投票率が50%で535万人、70%で750万人が投票する。
このうち、投票率の低い20代から40代前半までは470万人、40代後半より上の世代は600万人。過去三回の都知事選挙の投票率から想定するに投票率50%台に終わった場合は若者の投票率は30%を越える程度で中高齢者は65%を越える。単純化すると140万人対395万人。倍以上の中高年層が投票する。これでは中高年層の福祉削減等ドラスティックな改革をするには聊か無理といえる。
ところが投票率が70%を超えて80%に近づいた場合、若年層は50%235万人が投票した場合、中高年は
85%近くの投票率になり約515万人が投票すると想定できる。これでも倍だが、先ほどよりはマシだ。
過去の候補者と世代別の投票行動から推測する。
例えば東国原氏は若年層からの支持票がほかの世代よりは多かったが、中高年層の投票が著しく低かった。逆に石原氏は全体的に票を集めながら中高年層に圧倒的な支持を得ている。過去の投票行動も中高年層に受けの良い候補者が大量得票が期待できるが、若年層の行動だけでは支持が広がらないことも判っている。
昨年の参院選挙で山本太郎氏が当選できたのは東京都内にいるリベラルで尚且つ科学的知識より情緒を優先する人達がそれだけの数いるという事を証明したが、今回はそういう候補は宇都宮氏と細川氏に分裂するのが見えている。
過去の投票率と人口、当選者の得票数から推測すると過半数に近い280万票得票できれば確実に当選だが、有力候補が乱立した石原氏の最初の選挙は170万票、青島氏が当選した選挙でも170万である事を考えると、今回も当選ラインはそれくらいと見てよいだろう。投票率も50%~60%にある。
先ほどの世代別の得票で考えると中高年の投票者の半分の得票が出来れば普通は当選できる。仮に若年層の投票全てを獲得できたとしてもこれに届かないので若年層に訴える政策だけでは当選は困難と考えられる。
しかし投票率が70%を超えてきた場合、当選ラインも当然上がるがそれでも恐らく280万票もあれば相当楽な選挙戦で、200万でもこれだけ乱立すれば勝てる可能性がある。ただここまで投票率が上がった場合、中高年のノンポリ的な浮動票がどう動くかによって変わる可能性が出てくる。組織選挙が機能しない選挙になった場合はこの浮動票が選挙情勢調査では見えてこないのでわかりにくくなるのだ。
組織を持たない田母神氏や細川氏の陣営ならば、脱原発のシングルイシュー、しかも都知事には権限もなく何も出来ない政策で勝負するより、教育や福祉や地震に強い街づくり等の政策の方が恐らくは受け入れやすい。細川氏のように脱原発一本で出てきてしまった陣営にとっては、自らタネを撒いた問題が投票行動に結びつかないので自滅したも同然だ。
その点は田母神氏の方が行政能力はあるだろう。確かに自衛隊と東京都では軍隊組織と文民組織の違いがあるものの、仮にも航空幕僚長たる空将閣下である。普通の国なら大将と同じ4つ星の階級章だ。戦前ならば親任官で宮中席次だって国務大臣経験者より下だけど貴族院議長・衆議院議長より上なのだから。そこまで行った軍人が組織運営できないという事はあるまい。航空自衛隊でも特に田母神氏は高射運用が専門で今でいうとペイトリオットミサイル等の地対空ミサイル運用が専門だからロジスティックについても判っているはずだ。
逆に細川氏の場合は国民福祉税構想の記者会見でも明らかだったが、行政についての知識に欠けているのではないかという疑問はある。熊本県知事は務まっても都知事に求められる資質とは違う。しかもあまりに高齢で少なくとも2期務められる状態ではないだろう。しかも脱原発で候補を一本化出来なかったので山本太郎に投票した人達がまた分裂するし、郵政民営化の頃の小泉氏の新自由主義的政策に対する反発がまだある人は投票しにくいだろうし、逆に支持していた人は裏切り行為位に思っているから絶対細川には入れないという人もいるだろう。
舛添氏が勝てる見込みが世論調査等から出ているが、投票率が上がっても私はそれは揺るがないかもしれないと思っている。ただ田母神閣下が二位に食い込んできて肉薄する展開を想定している。
宇都宮氏も過去100万票に届きそうな得票もしたが、それは競争相手が違うからそれが持ち票ではない。またその他の候補も支持を広げられるとは思えない。
若い人という事で家入氏も期待したいところだったが、公約も中々掲げず、結局twitter等で3万人の意見を集めてそこから120にまとめた政策を発表していた。でもそれをよく読むと都知事の権限では出来ない事が半分以上、都庁の職員から反発を買いそうな政策もあり、専門家委員会の活用も議会を敵に回す。
どうもこの方は勘違いしているようだが、日本を含めた法治国家は行政のトップの恣意や独断やトップダウンで物事を全て進めることは出来ない。出来るように見えるけど、法的根拠がなければサボタージュの原因にもなる。そしてそういう事に詳しいのが労働組合だったり官僚だったり、一部の政治家や弁護士という事になるのだ。そういう人達とネゴして、既得権益を奪うことはベンチャー企業とは違う資質が必要だ。要するに政治と言う名の根回しだったり、段取りだったり、多数の確保という事だ。特に都議会は橋下氏と同じように多数派を握れなければ何も出来ない事を認識しているとは思えないのだ。
若い企業家の立候補は結構だが、あまりに無知すぎるのは問題だ。結局日常業務は官僚に握られ、議会は突破できずでは困る。そして若い人の一度の失敗は大きなダメージだ。
若いのに任せたから失敗した、次回からは経験のあるベテランに投票しようという機運になってしまうからだ。
結局、どの陣営もある政策を必要としている層に対してそれを訴える事が出来なかったし、伝える方法も間違っている。田母神氏はもっと中道に寄って過激な発言をする人には引いてもらう位の決断が必要だった。細川氏はそもそも小泉氏の口車に乗るべきじゃなかったし、菅直人の応援なんて認めなければ良かった。宇都宮氏も旧来の左翼勢力にべったりの選挙しかしていない。そうなると取れる票はそう多くない。
今のところ、何もしていないに近い舛添氏が当選に近いと思われるのは、他の陣営より単に間違った事を発言したりしていないと言うくらいのもので、その実はスキャンダル解明の措置も出来ないままだ。
今回の選挙の投票は本当に迷うところだが、誰がなってもそう長くはないので、自民党や維新の会辺りは真剣に新しい都知事候補を準備した方がよい。