昨日は、マシュマロ実験を紹介しました。
今の快楽・未来の報酬←詳しくはこちらをご覧ください
マシュマロを我慢できた子供は大人になってから成功者になっている確率が高かった。
という内容で、長期的な展望を持つことで、目の前の誘惑に惑わされなくなる。
と、私は結論づけました。
この実験は1960年代から70年代前半におこなわれました。
ところが、同じ実験を現代(1980年代)の子供たちに再現したところ、前述のような結果にならなかったそうです!
ええーーー!なんで!!
実は1960年代に行われた実験に参加した子供たちは、良家の子女が集められたそうです。(経済的に豊かな両親に育てられた子供ってことですね!)
目の前のマシュマロが「奪われない」、「確実に約束は守られる」と信じられる
安心・安全な環境にいたからこそ自制心が働いたということなんです。
貧困にあえぐ両親に育てられた子供の気持ちとすれば
「今、食べないと無くなる!」
「2個くれるなんて嘘じゃないか?」
そんな思いから、マシュマロを食べてしまったのでしょう。
「重要なのは子どもが3歳の時点における家庭の年収と環境であり、自制心の程度は経済的・社会的な不利益に勝るものではなかった」
再現した研究者はこう、結びました。
うーーーん、、、、
なかなか考えさせる結果です。
さて、だからといって、貧困な家庭で育った子供は全員が成功できないのでしょうか?違いますよね!
生まれ育った環境も大切でしょうが、それだけが一生を決める訳ではありません。
人間は理性の生き物ですから、自分の意志をコントロールするのは可能だと私は信じています。
それに、小さな成功体験を重ねてみれば、今の選択が将来を変えるということが実感できますよね!
今の選択が未来に続く。。。
ただし、これは未来のために今を我慢しろ!と言ってはいません。
あくまでも「面倒だな~」とか「まあ、いいか!」な気持ち(目の前の快楽)に駆られて将来の目標(未来の報酬)をフイにしないために思い出してくれたらな~な気持ちです。
と、いうより自分に対してのアウトプットでもありました(#^^#)